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福岡三越にて博多人形『白水英章 溝口堂央 二人展』が開催中です

現在、天神の福岡三越の9階にて博多人形師の白水英章氏と溝口堂央氏の展覧会「白水英章 溝口堂央 二人展」が開催されています。今年の山笠では白水英章さんに

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この二人展では、白水英章氏と溝口堂央氏の博多人形をはじめ、白水氏の山笠人形も展示されており、多くの人がギャラリーを訪れて作品を楽しんでいました。

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ギャラリーに入ってすぐの正面には、今年の山笠取材レポートでも登場した白水氏が手掛けた飯塚の子供山笠「織田信長」が展示されています。

 

 

白水氏の作品はバラエティに富んだ作品を展示。「大黒天」では塑像なのに木造に見える彩色を、「唐代宝珠持官女」では時代が建つにつれて銅像の色が剥げたような彩色を施すなど、白水氏の博多人形への新たなチャレンジを垣間見ることが出来ます。

また、すでに個人所有となっており、この展覧会のためにお借りした特別な作品も展示。今回特別に、白水氏が2012年に手掛けた東流の舁き山「意凛々而傾剛直」の実寸1/8サイズの山笠飾りが展示されています。

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博多人形ではなく「山笠の人形飾り」をそのまま小さくして作っているので、素材や作り方は実際の舁き山とほぼ一緒。鎧のおどしや細かい飾りの作り込みは全く同じという点に驚かされます。

 白水英章「千手乃光照丈夫」

その他、2010年の舁き山「千手乃光照丈夫」の1/8ミニサイズや、今年2013年の舁き山「天女降臨払暗雲」をデフォルメしたかわいい額装作品なども展示されています。

溝口氏の作品は溶け込むような繊細な色づかいが特長。力強い凛とした作品や透明感溢れるきれいな作品が多く展示されています。

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女性をモチーフにした作品は曲線を活かしたきれいな作品が多く、作品から感じるとても穏やかなタッチはずっと見ていても飽きません。

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この『白水英章 溝口堂央 二人展』は、8月26日(月)まで開催されていますので、天神を訪れる際はぜひ福岡三越の9階美術画廊までお越し下さい。(※最終日26日は午後5時まで)