戦後に誕生した比較的新しい「流」ですが、舁き手の数も多く、統率のとれた動きで毎年存在感を発揮しています(昭和25年(1950年)に大津流が千代流と改めて参加)。
舁き山ばかりでなく、飾り山、子供山笠も持つ流で、流の区域は千代校区と重なっており、各町の子供会も情操教育の一環として積極的に山笠を支援しています。独自に子供山笠を持っているのは、この影響を多大に受けています。
水法被の背は全員白地に「千代」の二文字で統一されており、どの町の所属かを明確にするために校区を記した肩章を付けます。当番法被(長法被)も「千代」の文字をデザイン化したものを着用しています。
飾り山は、毎年再開発ビル「パピヨン24」前に建てられています。
流の正式発足時から飾り山を建てていましたが39年より一時途絶える事に。しかし千代流の悲願がかなって平成2年に復活しました。博多の中心部からやや離れているものの、その高さ、作品の出来具合とも評価は高い飾り山です。
イザナギの禊ぎによって生まれたアマテラスは、つかさど太陽を司る女神となり、勢神宮をはじめとした各地の神社に祀られている。 「母の国へ行きたい。」と泣き喚き、父のイザナギから国を追放されたスサノオは、姉のアマテラスに会うために高天原に登ってきた。たちまち山や川、国土全てが鳴りどよめいた。驚いたアマテラスは、髪を「みずら」に結い、髪や両手に勾玉や数珠状の玉を巻き付け、背には千本、胸には五百本の矢を身に着け、弓を振り立て待ち受けた。 スサノオは「やましい心無し。」と証明するため「誓約」という誓いを立てた。こうした事があって、スサノオの十拳の剣からは三柱(宗像三女神)、アマテラスの勾玉や玉飾りなどからは五柱の神が生まれた。 誓約で優しい女の子が生まれたので、清らかな心が証明されたスサノオは「異なる心無し。」と図に乗って暴れ始めた。恐れを成したアマテラスは天岩戸に籠ってしまった。神々は相談し、スサノオは追放され出雲国に降った。この後、八岐大蛇退治のお話に繋がっていきます。
[人形師:(表)川﨑幸子、(見送り)川﨑修一]
福岡市営地下鉄「呉服町」「千代県庁口」より徒歩4分
西鉄バス「千代町」下車より徒歩4分
福岡市営地下鉄「呉服町」より徒歩1分
西鉄バス停「呉服町」より徒歩1分
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水法被の背は、全員白地に「千代」の二文字で統一しており、どの町の所属かを明確にするために校区を記した肩章を付けています。
当番法被(長法被)は「千代」の文字をデザイン化したものを着用しています。