流の区域が昔からほとんど変わらず、古いしきたりが色濃く残っている伝統ある流です。博多松囃子(どんたく)の「大黒流」とも区域がほぼ同じで、博多山笠と博多松囃子の両方に参加する住民も多い。
水法被・長法被にも古い伝統が随所に残っており、町毎に独特の柄のものを着用します。
飾り山笠は建設せず、舁き山笠のみを建てます。古来からの山笠を色濃く残すため、マスコミの取材等も非常に多い流です。
大黒天は、七福神の一種であり、インド神話にルーツを持つ神様で、元は荒々しい破壊神の姿をしていたが、中国を経て日本に伝わる中で現在の穏やかな姿になった。また、大黒の「だいこく」が大国に通じるため、古くから神道の神である大国主命と習合し、肌の色も弁柄色から白色となり、五穀豊穣の神として信仰される。室町時代、高いが経済の中心となった際に、商売の神としても信仰されるようになり、現在の福々しい姿となった。左肩に背負う袋は財宝、右手に持つ打ち出の小槌は湧き出る富、足で押さえた米体は豊作を意味している。また、大黒天は台所の神様でもあるため鼠と縁が深く、鼠が大天の使いとされている。
真骨頂(simple is best)とは、「真実の姿」を意味し、大黒天の柔和な笑顔は、楽しいことも苦しいことも経て、ひとつのことを極めた先に到達した心の中からの満足感を表した本当のお姿である。
大黒流のひとりひとりが山を舁き、最後まで走り抜け、真骨頂を発揮する。
[人形師:西山陽一]
福岡市営地下鉄「中洲川端駅」より徒歩2分
西鉄バス「川端町・博多座前」下車より徒歩2分
7/1 (月) |
7/9 (火) |
7/10 (水) |
7/11 (木) |
7/12 (金) |
7/13 (土) |
7/14 (日) |
7/15 (月祝) |
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当番町 お汐井取り |
全町 お汐井取り |
流舁 | 朝山 | 他流舁 | 追い山 ならし |
集団 山見せ |
流舁 | 追い山 |
17:30 | 17:30 | 17:00 | 5:00 | 17:00 | 町舁出 13:45 山列入 14:00 櫛田入 15:49 |
町舁出 14:20 山列入 14:30 始点出発 15:30 |
17:00 | 町舁出 1:15 山列入 1:30 櫛田入 4:59 |
※お汐井取りの時刻は、石堂橋の出発時刻
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