博多祇園山笠は7月1日から開幕し、まずは博多部を中心に合計14の飾り山が公開されます。1日から9日までの間はいわゆる「静の期間」で、山笠が走ることはありません。この期間は絢爛豪華な飾り山を見物しながら博多の街を散策するのが良いでしょう。人通りの多い繁華街や商店街の飾り山周辺には賑やかな出店なども立ち並び、お祭りムードを盛り上げてくれます。
また、山笠期間中ならではの限定サービスを行っているお店も多いので、上手に活用して山笠気分を盛り上げましょう!
飾り山は、飾り山の高さ(10m前後)と同じ距離だけ離れて見ると丁度良いと言われています。
山小屋に着いたら、まずは10m前後離れた距離から全体を眺めてみましょう。
飾り山は全体の構図がその距離を前提に決められており、飾り物の取り付けのとき作業の指示をする人形師もその位置から指示を出します。
飾り山公開中は、標題について解説した立て板が山小屋の壁や飾り山の前に掲げられます。飾り山の豪華さをただ見るだけでなく解説を読んで標題を深く味わうのも楽しみのひとつです。
また、山小屋の周辺には必ず警備のために数人の若手が長法被を着て座っていますので、話しかけてみるのもよいでしょう。きっと、いろいろと教えてくれるはずですよ!
櫛田神社に奉納されている飾り山を合わせると全部で14もある飾り山笠は、そのほとんどが櫛田神社からさほど離れていない場所にあります。
しかし、いくつかの飾り山はやや離れた場所に建設されています。
このため、全ての飾り山を見物するためには、なんらかの交通手段を確保する必要があるでしょう。飾り山の山小屋のほとんどは大きな商業施設などの近辺に建設されていますので、飾り山だけでなく、移動間の寄り道計画などを立てておくと、より山笠見物を楽しめるのではないでしょうか。