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見物ガイド YAMAKASA SIGHTSEEING GUIDE

知っておきたい見物マナー

追い山の日には約100万人もの観光客が訪れる博多祇園山笠ですが、それだけたくさん人が集まると問題になるのが「見物マナー」。
せっかくの勇壮な奉納行事も、マナーが悪ければ周囲の人は気分は良くありません。みんな楽しく清々しい気持ちで山笠を見物するためにも、ぜひ守って頂きたい山笠見物のマナーをご案内します。

指示に従う

約1トンもの重さがある舁き山と約1000人もの舁き手が疾走する博多祇園山笠では、毎年見物客と参加者が衝突する事故が多発しています。舁山の通過中は人の波も濁流のような勢いで通過しますので、写真撮影のために身を乗り出したり、コース内に立ち入ったりするのは大変危険です。
現場の警察官はもちろんの事、「交通(緑と白のたすき)」や「前さばき(黄色と白のたすき)」と呼ばれる舁山の前方整理を行っている舁き手の指示には必ず従いましょう。

見物場所は要注意

舁き山は広い道だけでなく、大変せまい道も走ります。もちろん山笠だけでなく約1000人もの舁き手が細い道になだれ込んできますので、場所によっては大変危険です。
せっかっくの山笠見物、迫力のある場所で見たいのが人情ですが、曲がり角や狭い路地、などでは交通整理を行っている警察官や前さばきを行ってる舁き手の指示に従い、安全な場所で見物するようにしましょう。また、ガードレールやベンチ、路面に設置されている電源ボックス等の上に登っての見物は大変危険ですので、絶対にしないでください。

場所取りは行わない

人気の見物スポットにでは、早い時間から大勢の人が集まってきます。中には前日夜から新聞紙を敷いたり、紐を張ったり、大人数のスペースを確保しておくなどの場所取りを行う人もいますが、本来、山笠のコースは全て公道上であり、他の見物客のご迷惑にもなりますので、場所取りは行わないでください。
毎年、場所取りを巡ってのトラブルが多数報告されています。せっかくのお祭りに警察介入などはもってのほか。トラブル回避のためにも、場所取りは極力避け、やむを得ない場合でも常識の範囲内で行うようにして下さい。

晴れでも雨でも雨具は必須です

山笠期間中は梅雨の時期に当たるため、見物中の雨対策として雨具の準備を忘れないようにしてください。ただし、人混みの中で傘をさすと後ろの人が大変見づらくなるだけでなく大変危険ですので、雨合羽やレインコートの着用をお勧めします。
ちなみに、雨が降っていない場合でも思わぬ所から「勢い水」を浴びて全身びしょ濡れになってしまうことがよくありますので、晴れた日でも雨具の準備はしておいた方が良いでしょう。

駐車場、車両通行止めに気をつけて

山笠は公道を走るため、舁山が走る日は各所で交通規制が行われます。特に12日の「追山ならし」、13日の「集団山見せ」、15日の「追い山」では博多区〜中央区の広い範囲で交通規制が行われます。行事の日によって規制される道路や時間が異なりますので、マイカーで山笠見物に来られる方は、交通情報をよく確認してください。

ただし、毎年大渋滞となりますので公共交通機関を利用されることをお勧めします。どうしても自家用車での移動が必要な場合は、山笠区域外の比較的空いている駐車場に車を止めた上で、公共高越期間を利用する等の工夫が必要です。
また、交通規制区域に駐車した場合、規制時間帯は駐車場からも出庫出来ないことも忘れてはいけません。
※毎年6月末に福岡県警は、博多祇園山笠に伴う交通規制マップを発表しますので、そちらを確認の上、移動して下さい。

自転車の利用も要注意!

山笠期間中は自転車の利用にも注意が必要です。
博多の町を縦横無尽に走る舁き山を追いかけるには、小回りがきく自転車が大変便利なように感じます。しかし山笠期間中は見物客が非常に多いので、混雑した歩道で歩行者と接触したり、小さなお子さんに怪我をさせてしまう事故も起きており、注意が必要です。
また、駐輪スペースも問題となります。山笠が疾走する博多部にはいくつかの公共駐輪スペースがありますが、多数の見物客で利用できない場合が多く、安易に路上駐輪した場合は近隣住民の迷惑になるばかりか、最悪の場合山笠の進行に支障を来す場合もあります。
自転車での山笠見物にをお考えの方は、山笠の運行ルートをチェックした上で、比較的安全な指定の場所に駐輪するようにしましょう。

ベビーカーは危険です!

追山ならし(12日)、集団山見せ(13日)、追い山(15日)の山笠コース周辺の歩道は非常に混雑します。
特に櫛田神社周辺や明治通りの沿道などは身動きできないような人混みとなる場合もあり、ベビーカーはかえって危険です。
小さなお子さんを連れての山笠見物の場合、基本は「抱っこ」で、どうしても必要なら折り畳みの出来るスリムなベビーカートを利用するようにしましょう。

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