山笠ナビ チャンネルYouTube

見物ガイド YAMAKASA SIGHTSEEING GUIDE

博多祇園山笠の情報なら山笠ナビ2025!見物ガイド山笠見物で知っておきたい見物マナー(令和版)

山笠見物で知っておきたい見物マナー(令和版)

追い山笠の日には約100万人もの観光客が訪れる博多祇園山笠ですが、それだけたくさん人が集まると問題になるのが「見物マナー」。
コロナ禍を乗り越え「安全・安心の祭り」を目指している奉納行事 博多祇園山笠ですが、見物客もそれに呼応して「安全・安心」を心掛けなければならない時代に入っています。みんな楽しく清々しい気持ちで山笠を見物するためにも、ぜひ守って頂きたい山笠見物のマナーをご案内します。

Point01 雨傘、日傘は絶対に差さない!

ここ近年、博多祇園山笠振興会からも公式アナウンスされているお願いが『見物時は傘は差さない』というマナーです。これは雨傘に限らず日傘も含まれます
山笠の祭り時期は梅雨の季節と重なっており、また近年では異常な暑さをもたらす晴天の日も多々あり、雨傘や日傘を差して見物している人が多くみられます。
しかし、見物客が多い沿道で傘を使用すると、

  • 傘の骨の先が他人に当たります
    見物客だけでなく、舁き手、疾走している舁き山笠、共に走っている参加者に接触する可能性があります。
    傘と接触した参加者は大変危険ですし、傘を差していた人やその周辺の人にも影響がでるでしょう。
    見物時での傘を差す行為は大変危険です。大事故にならないよう傘は控えましょう。
  • 傘は人の体より大きいので、沿道だと確実に道にはみ出します。
    じゃあ一歩後ろに下がればいいと思うでしょうが大体下がりませんし、下がろうとしても後ろの見物人の圧で下がれません。
    道に傘がはみ出すと、上記のように参加者と傘が接触し大怪我を生む可能性がでてきます
  • 当然ながら、傘が邪魔になり後ろの人が見物しづらくなります。
    大体の場合、注意を含んだ怒号が飛び、その場の空気が非常に悪くなり一触即発の険悪な状態になります。(実際そういう場面を何度も何度も見てきました。)

2023年より櫛田神社周辺での見物では、傘の利用は控える旨のアナウンスが何度も行われるようになりました。また、周辺道路の警備員からも傘を畳むよう強く注意・指示が行われるようになっています。これは大雨が降っていても傘を畳むよう要請されます。

近年、他のスポーツイベントや祭りにおいて参加者と見物客が接触する事案が多数発生しており、その度に見物客の見物マナーの悪化について激しく指摘されています。博多祇園山笠は、参加者・見物客共に「安全・安心の祭り」を目指したいものです。

今一度確認として、山笠見物においては『日中の山笠見物の際は必ず帽子を』『雨予報の山笠見物の際は必ずレインコートを』を守るようにしましょう。
これを承服しかねる方は、大変申し訳ございませんが沿道の後ろ側に回って見物するか、テレビ中継での見物をお願いいたします。

Point02 警官や山笠の交通係の指示に素直に従おう

約1トンもの重さがある舁き山笠と約1000人もの舁き手が疾走する博多祇園山笠では、毎年見物客と参加者が接触するトラブルが起きています。
舁き山笠の通過中は人の波も濁流のような勢いで通過しますので、写真撮影のために身を乗り出したり、道路内に立ち入ったりするのは大変危険です。

近年で多発しているのは、撮影しようと道路内に差し入れたスマートフォンやタブレット、スマートフォンを装着したセルフィー棒との接触です。撮影者はついついファインダーに注意が行ってしまっているため、機器と参加者の距離感が分からなくなってしまうようです。

現場には交通整理のためのロープが張っていたりしますので、ロープを越えて道に出ないようにしましょう。
また、警備している警察官や、「交通(緑と白のたすき)」や「前さばき(黄色と白のたすき)」と呼ばれる舁き山笠の前方整理を行っている参加者の指示には必ず従いましょう。

Point03 見物場所の確保は『常識』を持とう

人気の見物スポットにでは、早い時間から大勢の人が集まってきます。しかし、中には前日夜から新聞紙を敷いたり、紐を張ったり、大人数のスペースを確保する。しかも場所を取った当人は全く帰ってこない・・・といった、少々非常識な場所取りを行う人もいます。本来、山笠のコースは全て公道上ですので、このような場所取りは行わないようにしましょう。せめて現場で長時間待つ、というような説得力のある待ち方を心掛けたいものです。

また、後から来た人がすでに待っている人の前に並んだ事から口論になったなどといったトラブルも毎年よく聞きます。
このように毎年、場所取りを巡ってのトラブルは大小多数報告されています。せっかくのお祭りに警察介入などはもってのほか。トラブル回避のためにも、非常識な乱暴な場所取りは行わず、「ここ入れますか?」「ここ入ってもいいですか?」と一言聞いてみるなど、人間関係を作りながら楽しく見物を行うようにして下さい。

Point04 安全な見物場所を確保する

舁き山笠は広い道だけでなく、道幅が狭い道も走ります。もちろん山笠だけでなく約1000人もの舁き手が細い道になだれ込んできますので、場所によっては大変危険です。
せっかくの山笠見物、迫力のある場所で見たいのは理解できますが、狭い路地では参加者や山笠との接触、曲がり角ではカーブで膨らんできた参加者や舁き山笠と接触する可能性があります。
また、ガードレールやベンチ、路面に設置されている電源ボックス、地下鉄乗り場の屋根、家やマンションの塀の上などに登って見物するのも大変危険です。

必ず交通整理を行っている警察官や、交通係を行っている参加者の指示に素直に従い、安全な場所で見物するようにしましょう。
ガードレールの内側や、電柱の影などはかなりの安全圏ですので、身の安全を確保して楽しく見物しましょう。

Point05 7月12日、13日、15日は『大規模な交通規制』が行われます!

12日の「追い山笠馴らし」、13日の「集団山笠見せ」、15日の「追い山笠」、博多区および博多部に繋がる大きな道路など広い範囲で交通規制が行われ、自動車の運行が大幅に規制されます。

それによって大きな影響を受けるのは、福岡市民の足となっている「西鉄バス」です。全く進まずバスがずらっと並んで動くのを待っている光景は「バストレイン」「集団バス見せ」と呼ばれ話題に上がることがあります。
12日の「追い山笠馴らし」、13日の「集団山笠見せ」は夕方前に行われるため、この渋滞に捕まると、仕事の移動やアルバイトに向かう学生などに大きな影響が出るため、毎年SNS上には行事が行われるたびに阿鼻叫喚&怒号の書き込みが溢れます。
近年では7月12日、13日辺りに、ベイサイド(マリンメッセ福岡、福岡国際センター)でライブを開催する人気アーティストが多くなり、関係各所は山笠渋滞の交通情報発信に苦慮する事も少なくありません。

12日、13日に博多区・中央区で移動の予定がある方は、早めの移動か地下鉄を利用して移動する事をおすすめします。

『公共交通機関情報』で交通規制情報をチェック

Point06 マイカーで来る場合は、駐車場の出庫制限・車両通行止めになどに気をつけよう

同様の理由で、マイカーで山笠見物に来られる方も注意しましょう。毎年大渋滞となりますので、できるなら公共交通機関を利用されることをお勧めします。

どうしてもマイカーで移動する必要な場合は、山笠区域外の駐車場に車を止めた上で、山笠区域にはいるようにしましょう。
また、意外と忘れがちなのが、交通規制の区域に駐車してしまうと、規制時間帯が解除されるまで車を駐車場から出せないという事です。急ぎの仕事なのに車が出せない・・・ということがないように気を付けましょう。

『公共交通機関情報』で交通規制情報をチェック

Point07 自転車、ベビーカーの利用には気を付けましょう

山笠期間中は自転車の利用にも注意が必要です。山笠期間中は見物客が非常に多いので、混雑した歩道で歩行者と接触したり、小さなお子さんに怪我をさせてしまうトラブルも多々起きており、注意が必要です。
また、安易に路上駐輪した場合は近隣住民の迷惑になるばかりか、最悪の場合山笠の進行に支障を来す場合もあります。
山笠見物で自転車に乗ってくる方は、早めに駐輪スペースに駐輪するようにしましょう。

また、ベビーカーも道幅が狭い道で利用するのは大変危険です。歩道の幅が広い大博通りや昭和通り、明治通り沿いなどで見物する事をおすすめします。

見物前にまずは要チェック

6