山笠ナビ チャンネルYouTube

博多祇園山笠スケジュール YAMAKASA SCHEDULE

朝山笠(7月11日 早朝)

日が昇らぬうちから始まる「朝山笠」

舁山が今年初めて走った7月10日からわずか12時間後、日がまだ昇らぬ7月11日早朝5時、博多の町のあちらこちらで「おっしょい」の声が響き渡ります。11日は「朝山笠」と呼ばれる流舁きで山笠はスタートします。

午前5時 舁き出し 恵比須流土居流大黒流西流東流      
午前6時 舁き出し 千代流中洲流

『朝山笠』の事をもっと詳しく知る

まだ眠っている博多の町に響く「オイサ」の”非日常”を楽しむ

朝山笠は、その名の通り11日午前5時から午前6時にかけて各流で行う行事で、各流それぞれの地域を早朝から舁いて回ります。しんとした夜明け前の薄闇の中、博多の町を駆け巡る山笠の光景は神々しくもあります。
明けにスタートするのは同じなれど、フィナーレの追い山笠と違って観客がほとんど見あたらない朝山笠。人の気配がほとんどない明け方の博多に、威勢の良い「オイサ」の声が響く光景はとても不思議で夢のように感じます。この凛とした空気感の中で行われるこの朝山笠が一番好きだ、と公言する人も少なくありません。中には、出勤前に朝山笠の追っかけをする人も。

行事が進むにつれ、真っ暗だった博多の空に朝日が昇り、人々の日常生活が始まっていきます。人々が活動を始める中、生命力あふれる舁き山笠が駆け巡る光景は、朝山笠ならではの光景でしょう。

流ごとに見所たっぷりな早朝の山舁き

また、流によっては朝山笠は「祝儀山笠」として特別な流舁きを行います。
舁き出しの前に、功績のある年寄りを招いて縁起物の御神酒や肴を出してもてなしたり、子供達を舁き山笠に乗せ山舁きを行ったり、物故者を追善する「追善山笠」を行ったり、有名寺院前に表敬の舁き入れを行ったり・・・といった、特別な山舁きが行われます。

朝山笠=早朝の「流舁き」

朝山笠は早朝に行う「流舁き」ですので、コースが違ったり祝儀山笠や追善山笠の行事が組み込まれたり・・・と多少の差異はありますが、基本的に前日に行った「流舁き」と同じです。
見物客も圧倒的に少ないので、朝山笠の方が圧倒的に見やすい行事ではあります・・・早起きしなければならないという点は除いて。前日の流舁きで見る事が出来なかった流や見物ポイントなどで見物してみてはいかがでしょうか。

『朝山笠』のダイジェスト動画を見る

早朝から博多の町を舁き回った男たちですが、この朝山笠が終わった12時間後には「他流舁き」が行われます。朝山笠は、男たちの大変な一日が始まる行事でもあります。

次の行事:『他流舁き(7月11日)』へ

前後の行事日程

7月10日

流舁き

詳しく見る

7月11日(早朝)

朝山笠

7月11日(午後)

他流舁き

詳しく見る

6