博多の町を流れる石堂川(御笠川)の横に流区域があったことから、かつては「石堂流」と呼ばれていましたが、博多松囃子(どんたく)の"恵比須流"とほぼ流区域を同じとしているため、これにちなんで山笠の流名も「恵比須流」となりました。
博多の中心部にも飛び石的に構成町がありますが、主地盤は御笠川の西岸一帯。近年、"都心のドーナツ化現象"で人口が減少。舁き手不足が深刻化していましたが、旧大浜小学校のPTAなどの協力を得て克服しています。
博多の町は、奈良時代大宰府政庁の大陸交易を行う出発の町として発展したと伝えられます。そこに暮らす町民は交易や商業を生業として全国的に活躍をし、今日の博多の礎を築いてきました。 博多の町の特徴は地の利もさることながら、室町時代から発展してきた町民自治にあります。その精神的中心が櫛田神社です。櫛田神社は、中殿に大幡主大神、左殿に天照大神、右殿に素戔嗚大神が鎮座され、博多町民の主な願いである、夷狄征伐、五穀豊穣、無病息災の願いが込められ、町民によって建立され、町民によって営繕が繰り返され今日に至っています。とりわけ、山笠に代表される祭事は、博多の町に民主的な縦組織と、相互扶助の横組織を形成し今に至って自治都市博多の面目を保っています。近年、新型コロナ、また急激な都市化によって希薄になりがちな郷土愛を思い返し、活気ある博多の町を再現するために、今一度原点に立ち返り、博多の伝統行事を共に盛んにしたいものです。
[人形師:人形司武平]
福岡市営地下鉄「呉服町」「千代県庁口」より徒歩10分
西鉄バス「石堂大橋」下車より徒歩2分
7/1 (金) |
7/9 (土) |
7/10 (日) |
7/11 (月) |
7/12 (火) |
7/13 (水) |
7/14 (木) |
7/15 (金) |
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当番町 お汐井取り |
全町 お汐井取り |
流舁 | 朝山 | 他流舁 | 追い山 ならし |
集団 山見せ |
流舁 | 追い山 |
17:30 | 17:30 | 18:00 | 4:30 | - | 町舁出 14:10 山列入 14:30 櫛田入 15:59 |
町舁出 14:10 山列入 14:30 始点出発 15:30 |
16:00 | 町舁出 2:10 山列入 2:30 櫛田入 4:59 |
※お汐井取りの時刻は、石堂橋の出発時刻
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