見物ガイド YAMAKASA SIGHTSEEING GUIDE

博多祇園山笠の情報なら山笠ナビ2024!見物ガイド追い山・追い山ならしの見物ポイント

追い山・追い山ならしの見物ポイント

博多の町を舁き山が走る7月12日の「追い山ならし」、7月15日の「追い山」で舁き山が走るルートを、編集部がオススメする見所スポットと合せましてご紹介します。見物ポイントの参考にぜひどうぞ。

追い山ならし・追い山ルートマップ

7月15日の「追い山」は、スタートの櫛田神社から、廻り止め(決勝ゴール)の須崎町石村萬盛堂前(町奉行所跡)までの5キロを目指します。
その追い山の練習とも言える7月12日の「追い山ならし」は追い山と同じコースを走りますが走行距離は1キロ短くなっており、決勝ゴールは奈良屋町の交差点が廻り止めとなります

(1)山列

山留めとは櫛田入りのスタート地点。櫛田入り前の舁き手の緊張が伝わるようなピリピリとした雰囲気が体感できます。5秒前のアナウンスから棒鼻を叩き鬨の声を上げて舁き山が走り出す、静から動への瞬間は山笠の見所です。

(2)山留め

山留めとは櫛田入りのスタート地点。櫛田入り前の舁き手の緊張が伝わるようなピリピリとした雰囲気が体感できます。5秒前のアナウンスから棒鼻を叩き鬨の声を上げて舁き山が走り出す、静から動への瞬間は山笠の見所です。

(3)櫛田神社清道・桟敷席

スタートした舁き山は、太鼓の音と勇ましい「オイサ!オイサッ!」の掛け声で清道になだれ込んできます。重さ1トン以上もある舁き山が驚くようなスピードで走り抜ける様は、見る人全てを圧倒します。また、一番山笠にのみ許されている祝い歌「祝いめでた」の奉納は、鳥肌が立つような感動を覚えます。
この感動に立ち会えるのはプラチナチケットを入手できた桟敷席の見物客のみです。入手できて良かった!と思える瞬間です。

(4)櫛田神社 清道正面

山留めをスタートし、櫛田神社境内に入っていき、そして櫛田神社から博多の町に出て行くシーンを目の当たりに出来るのが、ここ櫛田神社清道正面です。迫力のある山笠の醍醐味を味わえる見物スポットで、朝早くから並ぶ人が多く競争率の高い見物スポットです

(5)東長寺前清道

櫛田入りを済ませ、決勝点に向けて博多の町へ駆けだした舁き山は、ここで2つ目の清道を回ります。日本最古の真言宗寺である東長寺の正面に特設された清道旗を山笠が回る際、アスファルトと山笠台の足が時折接触して「ゴッ!ゴッ!」という迫力ある音を立てて豪快に走り抜け、櫛田入りとはまた違った見所があります。

(6)承天寺前清道

山笠の発祥の地といわれている承天寺前には、敬意を表して3つめの清道旗が立てられています。承天寺の住職は施餓鬼棚に乗って、通過する舁き山の表敬を受けます。
ここでの見所は何と言っても幅員5メートル程度の狭い路地を山笠が全力で駆け抜ける大迫力の清道廻りが楽しめます。狭い道を180度ターンする所は、まさに舁き手の腕の見せ所。

(7)御供所地区

承天寺の清道を抜けた舁き山は、聖福寺や妙楽寺が並ぶ狭い道幅の御供所地区に入ります。狭い御供所の道は大人数が広がって走れないため舁き手の交代が難しいエリアです。
しかし、狭い道の分だけ見物客は舁き手の迫力を間近で見る事が出来ます。真横から飛ぶ勢い水も迫力ある光景です。

(8)上東町の四つ角

上東町(呉服町)の四つ角は緩やかな下り坂になっています。舁き山はこの坂を下るため、自然とスピードが上がります。
承天寺方向からやってくる舁き山を見ている見物客には、坂を下るたくさんの舁き手がまるで壁のように見え、その壁が勢いを増して坂を駆け抜ける迫力ある光景を楽しむ事が出来ます。

(9)下呉服町の四つ角

承天寺から真っ直ぐ走ってきた山はここで直角に曲がります。真っ直ぐに走る事でスピードが出ている上、狭い道を90度曲がるので、舁き手はカーブで膨らむ舁き山を押さえつけながら左折します。スピードと力のせめぎ合いの迫力を感じる見物スポットです。
ここを曲がると舁き山は博多のメインストリート、大博通りに飛び出します。

(10)大博通り

博多を真っ直ぐ貫くメインストリートです。舁き山は堂々と勢いよく広い道を駆け抜けます。道幅が広いので舁き手は交代しやすいのですが、蛇行し易くなりスピードダウンしてしまう事もある意外な難所でもあります。
舗装された広い歩道がある安心して見物する事が出来るスポットなので、毎年たくさんの見物客が駆け抜ける舁き山を楽んでいます。

(11)旧西町筋へ

道幅が広い大博通りから再び狭い道へ入っていきます。大きくカーブして再び狭い道に吸い込まれていく山笠の迫力は見物です。
見物客はカーブに合わせた列に添って見物する事が出来ます。

(12)旧西町筋の狭い四つ角

山笠のコースで最も狭い道を直角に曲がります。今までの曲がり角以上に力が入る難所です。狭い道なので迫力抜群の光景を目の当たりにする事が出来ますが、巻き込まれないよう警官や交通係の指示に従って安全に見物して下さい。
この角を曲がり狭い道を再び駆け抜け、廻り止めのある奈良屋町、須崎町方面へ向かいます。

(13)追い山ならし廻り止め

「追い山ならし」は本番の「追い山」よりも距離が短い(約4Km:追い山は約5km)ため、ゴール地点である「廻り止め」も追い山よりも手前に設定されています。しかし、タイム計測は本番同様に行われており、1秒でも早くゴールしようと最後の直線を加速する舁き山の迫力は本番さながらです。

(14)追い山廻り止め

博多祇園山笠のクライマックス、「追い山」のゴール地点です。舁き手は、最後の力と声を振り絞って1秒でも早くゴールしようと山笠を加速させます。ゴールした後の安堵感と計測タイムを待つ間の緊張感とが入り交じった廻り止め付近には、15日間の山笠の終わりを感じさせる独特の雰囲気があります。