コロナ禍や戦争の影響で経済活動や人々の活気が落ち込み、心が沈みがちな昨今愉し気に踊る大黒天に世情の閉塞感を打ち破り、明るい未来を拓き寄せてほしいとの願いを託しました。 薫風は夏に吹く、暑の薫り漂う緑色の風です。そよげば人々に涼をもたらし、清々しい気持ちにさせてくれます。大黒天の舞で薫風を巻き起こし世の中に明るさをもたらしたいとの想いが込められています。 標題を心にとどめた大黒流の一人ひとりが、薫風となり、人々と街に活気をもたらす意気込みで博多の夏を駆け抜けて欲しいと願っている。
[人形師:西山陽一]