昨日とは打って変わって雨模様で始まった6月最初の日曜日。朝から小雨が降りしきる梅雨らしい一日の始まりを迎えました。
6月最初の日曜日という絶好の日取りという事もあり、いよいよ山笠神事も本格的にスタート。博多ふ頭の櫛田神社浜宮には、棒洗いの看板が立てられ、山笠シーズンの開始を告げます。
ただ、あいにくの雨という事で、掛けれたばかりの注連縄と御幣も、水を吸って少々重ったるい雰囲気を出していました。
本日の行事の先陣を切るのは恵比須流。午前7時過ぎから当番の男たちが櫛田神社浜宮に集まり、降りそぼる雨の中、棒洗い神事の準備を行いました。
午前8時、定刻通り神事が始まりました。まだパラパラと小雨が降る中、参加者全員で安全無事の奉納を祈ります。
櫛田神社の神職が、舁き棒や舁き棒を洗う道具、そして参加者を祓い清めます。
祓い清められたあと棒洗いの神事へ。まずは汲み上げた海水を棒に掛け、縄を折り曲げて作ったたわしで舁き棒を磨いていきます。
海水で舁き棒を洗い清めた後は、真水で汚れと海水をすすいで洗い落とします。
最後に、毛利雅一総務が玉串を奉納。参加者全員でこれから始まる山笠行事の無事を祈願しました。
洗い終わった舁き棒は一旦持ち帰ります。舁き棒は後日に行われる小屋入りの神事で祓い清められ、棒締めが行われるスケジュールとなります。
午前9時半からは、NPO博多の風主催の毎年の恒例イベント「博多のおいしゃんと歩こう「第23回 追い山笠コース探訪」」が開催されました。このイベントは、山笠に参加する人が案内役となり、歴史・山笠のこぼれ話等をご紹介しながら7月15日の追い山笠コースをウォーキングする大人気のイベントです。
先述の通り、この時間帯は小雨がふるあいにくの天気でしたが、イベントに応募した多数の参加者が冷泉公園に集合。説明を聞いてから午前9時半から第一班から順々にスタートしていきます。
冷泉公園をスタートした一行は、追い山の日の冷泉公園の様子などを聞きながら、まずは櫛田神社へ。案内役の山留(スタート地点)や清道の説明に楽しく耳を傾けていました。
午前10時からは千代流と中洲流が神事を行います。千代流は土地神に祈りを捧げる地鎮祭を、そして今年の一番山笠を務める中洲流は、山笠台の部材や縄、山小屋建設に使用する道具などを祓い清める『小屋入り』の神事を執り行いました。
中洲流の小屋入りは、山笠台の部材の他、飾り山笠の飾りの一部を飾るのが特徴。部材と一緒に館の飾りも置かれ、一緒にお祓いを受けます。
午前10時、神事が開始。櫛田神社の神職が、修祓(お祓い)、祝詞の奏上を行います。
清め払いの儀で、舁き山笠が奉納される場所の四隅を神職が祓い清めて回ります。祓い清めて神域化し、そのうえで神の依り代となる山笠を立てる事が初めて可能となります。
土地を祓って神域にした後、片隅に固められていた山笠の道具らにも切幣がまかれて祓い清められました。
最後に、立岩正則総務が玉串奉奠を行い、怪我無く無事奉納できるよう祈願しました。
ずっと小雨が降っていた博多の天気ですが、午前10時頃からは完全に雨は上がり、午前11時ごろには青い空が顔を出しました。天気の心配も亡くなった櫛田神社浜宮に、大黒流がやってきて舁き棒を浜宮の境内に並べていきます。
午前11時より、大黒流の棒洗い神事が開始しました。
神職が参加者を祓い清めると、棒洗いが始まります。
雨が上がり太陽光が差すようになったこの時間。太陽の光を受けて、舁き棒にかける水がキラキラと踊り、縄で作ったたわしが棒を磨く音が浜宮に響きます。
「無事に安全奉納ができるように」と行事後に語った内藤博文総務。最後に総務が玉串を捧げて、山笠の無事奉納を祈願。皆も続いて拝礼し、棒洗いの神事は無事終了しました。
神事後に水気をタオルで拭きとった後、舁き棒を慎重にトラックに積み込んで、持ち帰りました。