追山が終わっても、山笠は終わりません。
追山が終わって4日後の7月19日より、上川端商店街にある川端ぜんざい広場にて今年の八番山・上川端通の飾山の展示が始まりました。川端ぜんざい広場の飾り山は常設展示される飾り山の一つで、その年の八番山・上川端通の飾山が一年間展示されています。
川端ぜんざいの飾山は、毎年追山前日の7月14日に山を解かれますが、公開スタート日1日前の7月18日に飾り付けが行われました。飾り付けの作業が1日しかないという事で、人形師の方々や山大工の方々が朝8時から飾り付け作業を開始しました。
15日の追山の日に解かれた八番山上川端通の飾りはぜんざい広場にそのまま保管されており、所狭しと並べられています。
破れた波の飾りに置かれた舁縄。祭の後を感じさせる忘れ物も。
飾りの付いていない矢切(飾山の骨組み)に山大工や田中勇人形師が登り、下から田中比呂志人形師が指示を出して人形を一つ一つ取り付けていきます。
今回煙を吐いた大天狗が取り付けられます。巨大な人形ですので大勢の人が支えながら、矢切に引き上げていきます。
裏から見るとこのような感じです。大きい人形のため、跳木を2本使って固定しています。
人形を飾り付けしたら次は館の飾り付け。下で跳木を取り付け、飾山に引っ張り上げて取り付けていきます。
館の飾り付けが終わると、細かい飾りの飾り付けに。まずは人形周りの道や波などから飾り付け始めます。
作業を始めて3時間半過ぎた午前11時半頃には、おおよその飾り付けが出来上がり、飾山の横や細かい飾り付けはお昼以降の作業となっていました。
そして、明けて7月20日(日)に、今年の八番山 上川端通の飾山が川端ぜんざい広場にて公開となったのです。この土日は大変熱かったため、ぜんざい広場も大盛況。新しくなった飾山を見ながらかき氷を楽しんだり、写真を撮影したり一緒に記念撮影する人達の姿がたくさん見られました。
飾山を間近に見る事ができる人気のスポットである川端ぜんざい広場。この飾山は、2016年7月14日まで一般公開されています。