博多祇園山笠の開幕まであと10日。今月3回目の日曜日となった6月21日(日)、各流が祭りの開幕を目指し祭り準備を行いました。
朝日がまぶしい午前7時から、西流が棒洗いを行いました。
櫛田神社の神職によるお祓いの後、辰巳晋司総務が舁き棒の棒鼻に一つずつ御神酒を注いでお清めを行います。
汲み上げた海水が舁き棒に掛けられると、まず総務が荒縄を束ねて作ったたわしで洗い、それに続いて他の参加者も舁き棒を洗いました。
きれいに洗い終わると、真水で海水をすすぎ、タオルで水気を拭きとります。
最後に玉串を奉納し、山笠の無事奉納を皆で祈願しました。西流は、この後午前10時から山小屋が建つ場所で小屋入りの神事を執り行うため、山小屋まで運んでいきました。
西流に続いて浜宮にやってきたのは、今年の一番山笠・中洲流。青空の下、舁き棒を境内に運び入れます。
博多湾の海水を汲み上げて、バケツに移していきます。
今年栄えある一番山笠を務める中洲流。それに合わせて、6本の舁き棒を30年ぶりに新調しました。まだ縄を締めた跡がない真っ白なきれいな色をしています。令和元年から交換の準備を進め、「タイミングが合った」今年で新調されました。(※舁き棒の新調は準備期間が必要です。詳しくは2024年の記事「8年後のために・・・東流が「山笠舁棒安全祈願祭」を行いました」も合わせてご覧ください)
立岩総務は新調された舁き棒を触って、新しい舁き棒の感触を確かめ笑顔が溢れます。
午前8時より、中洲流の棒洗いの神事が始まりました。
神職からお祓いを受けた後、棒洗いの儀に移ります。
まずは立岩総務が最初の棒洗いをを行います。
棒を洗い終えると、真水で海水を洗い落とし、もう一度たわしで舁き棒を洗いました。
最後に玉串を奉納すると、神事は無事終了。トラックに舁き棒を積み込んでいきます。
今年は一番山笠という事で注目度が高い中洲流。テレビメディアからもインタビューの取材をたくさん受けていました。
午前9時からは川端のアーケード街で、川端中央街が小屋入りを、上川端通が棒締めを行いました。
まずは川端中央街が小屋入りを始めました。祭壇を作り櫛田神社の神職が土地神に祈りを捧げます。
祝詞が奏上された後、神職は山笠台と山笠台に使う部材を祓い清めました。
最後に、竹ケ原政徳総務を始め、町の人々が玉串を奉納し山笠の無事奉納を祈願しました。
川場中央街は地鎮祭を終えると、すぐに後片付けを行い、棒締めを開始しました。
上川端通は、午前9時から棒締めを開始。アーケード内に木槌の「カンカンカン」という音が響き渡ります。
舁き棒は荒縄一本でギリギリと音を立てながら締め上げられ、一本、また一本と取り付けられていきました。
東流 飾り山笠棒締め
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東流は午前8時から今日は飾り山笠の舁き棒の棒締めを行いました。
午前7時に棒洗いを終えた西流は、午前10時より小屋入りの神事を執り行います。
神事に参加する古老や各町の役員などが、山小屋建設予定の場所に集まってきます。
「おー!撮っちゃらんね!」とリクエストされたので、パチリと1枚。
きれいに並べられた西流の道具。今日のお祓いを受けて初めて祭りの祭具として使えるようになります。
午前10時。刺すような日差しの下、小屋入り神事が始まりました。
修祓で、櫛田神社の神職が祭壇と御神酒を祓い清めます。
祝詞奏上の後、神職は山小屋が建つ四隅を祓い清めて回り、山小屋が安全に建設できることを祈願します。
最後に玉串奉奠が行なわれ、辰巳総務が玉串を奉納し、無事奉納を祈願しました。
午前9時から千代流が山小屋で棒締めを行いました。
足元は皆地下足袋。この棒締めが終ると、待ちに待った「試し舁き」が行われます。
撮って出し
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千代流 試し舁き https://t.co/r0iS67NOkT pic.twitter.com/3YhGZJFcov
千代流の試し舁きが行われているその時間、中洲流では山笠台に総務の名前などが書き入れられる「筆おろし」の行事が行われました。
筆耕を担当するのは、中村学園の書道部顧問である靏田賢良さん。舁き山笠なので水を被るので、墨ではなくペイントからという絵の具が使われます。仕上がりは美しいつや消しになり、乾燥後は耐水性になる、山笠にピッタリの絵の具です。
筆と絵の具の具合を確認するように、半紙に軽く書いて具合を確認しました。
総務と靏田さんが向かい合い、総務が挨拶を行って手打ちを入れると、筆おろしが始まります。
山笠台の足には、チョークで書き込む文字とバランスが書き込みされています。
まずは立岩総務が「総」の一画目だけを入れ、そこから靏田さんに代筆が任されます。
普段は水平になった場所で書を書く事が多いと思われる靏田さん。慣れない垂直の木の柱をキャンバスに、座り方を変えつつ高さを変えながら一画一画慎重に丁寧に筆を入れていきました。
撮って出し
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上川端通 試し舁き
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靏田さんが慎重に筆おろしを行っている頃、川を挟んだ先の上川端商店街では棒締めが終わった上川端通が、商店街の中を試し舁き。突然始まった山笠の山舁きに、通行人もびっくりしながらも喜んで拍手を送っていました。
午後に入ると、今日棒締めを行った場所が早速矢切(飾り山笠の骨組み)を取り付ける作業を行いました。「走る飾り山笠」である上川端通は旧冷泉小学校跡で、八番山笠の特徴である伸縮自在の八番山オリジナルの矢切を取り付けました。
今年新調されたこの”からくり”矢切。これまでの物より軽く、そして筋交いなどを入れたことで頑丈になったとの事。モータ-で飾り山笠の上部を引き上げ下げできるようにしており、スムーズに伸び縮みできるように内部に車輪が付けられるなど、新しい工夫が組み込まれています。
川端中央街でも早速矢切を立てる作業が始まりました
まず支柱となる四本の柱を枝折(天板)を通して差し込まれ、巨大なねじを通して台足とガッチリ留められます。
枝折の上の所では、土台となる木材で四本の柱を固定。
その土台の木材から逆八の字型に木材が取り付けられていきます。この先から今度は八の字型に木材をつりつけていき、中央部部分が太い「ツクシ型」の矢切が完成していきます。
商店街の一角では、大黒流の山笠台のメンテナンスが行われていました。
巨大な舁き棒を、太い縄だけで強力に締め上げて留める山笠台ゆえに、何年も同じ部材を使っているとその部材のは衝撃と圧力で潰れていきます。
この時は、舁き棒を受ける半円状の穴を持つ「棒ぐり」の部分を新調するために、作業を行っていました。
山笠台がずれないように留めている上の木材を、ハンマーで叩いて外し、真ん中の縦の木材を外します。
棒繰りの部材を取り換え、合わせてずれや傾きがないかを確認し、微調整を加えながら新しいパーツに取り換えました。
その傍らでは、山笠台の足に縄を巻き付ける作業が行われていました。
飾り山笠が建てられてた
— むつどき (@mutsu_mont) June 21, 2026
作られてたって言うより建てられてた pic.twitter.com/d7ABWdgdAx
博多リバレインも矢切の検察が完了。ワイヤーが張られ安全対応もバッチリ。
各流ともに祭りの準備がどんどん進められた週末となりました。