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近年で一番過酷・・! 大雨の中『追い山笠』『追い山笠馴らし』の桟敷席券が発売されました

本日6月26日午前9時より、櫛田神社にて12日の『追い山笠馴らし』、15日の『追い山笠』の”アリーナ席”である桟敷席券が発売されました。昨日のお昼から並んだ人、夜明けに来た人、通勤前に買いに来た人・・・全ての人が大雨にたたられながら、お目当ての桟敷席入場券を手に入れました。

近年で一番過酷と感じた2026年の桟敷席券販売までの12時間。その12時間を少しだけ振り返ってみます。

雨が降り続く25日の午後7時に櫛田神社をのぞいたところ、15日のあ席はほぼ埋まっていましたが、それ以外はほぼ空席。いつもの年だと、い席もお席もほぼ埋まってることが多いのですが、やはりこれはこの大雨のせいか。い席もお席も後ろの席は雨ざらしです。もちろん境内の方の12日の方は誰も並んでいません。

雨はこのまま降り続き、この時点での予報では26日の夕方まで降り続くとのこと。とくに真夜中から明け方にかけては9mm以上の雨が降るとまで。「今年の26日はつらそうだな・・・」とこれからの展開が心配になります。今日ここで一夜を過ごすことになる人も、同じ気持ちだったでしょう。

夜が明けて午前6時。雨が降り続いています。むしろ昨夜より雨が強くなっています。櫛田神社で夜を明かした人に聞いたところ、夜中は雨が降らない時間帯があったそうなのですが、夜明けから急に豪雨になったとのこと。私もカッパを着て自転車で神社まで来ましたが、カッパを着てたのに全身濡れネズミ状態になっていました。(後々アメダスの1時間観測値を調べてみたら、午前5時台の雨量はなんと17mmだったようです)。

この雨で清道も境内も水たまりが浮く状況でした。

15日側の方はと言えば、あ席は完売でしたが、い席はこの時間帯でまだ数席残っており、お席は最後列が丸ごと空いている状況と、例年ではあまり見られない状況でした。

そして12日側の境内を見ると、雨ざらしのこちらは雨を避けるために数少ない屋根を求めて、ぐるっとお札所を取り囲むように桟敷席券を買い求める人が待っていました。あ席の人はそのまま門を出て社務所側の屋根の下まで伸びていました。

例年であれば、各窓口に添って真っすぐ並ぶところなのですが、その気持ちを断ち切るような大雨。皆屋根の下でじっと時間が過ぎるのを待っています。勿論そんな状況ですから、どの席がどれぐらい並んでいるか把握できません。

午前7時になると、テレビカメラの撮影クルーが到着。15日側の方で、長く椅子に座っていそうな方にインタビューを行っています。

午前7時を過ぎると、通勤時間帯になるため、ようやく人が入り始めます。大きく空いていた15日のう席が少しずつ埋まり始め、12日の方は雨を凌ぐ場所がなくて押し出された人が列を作り始めました。

12日側は列が読みにくいので「これはう席の列ですか?」「いいえ、い席ですよ」や「追い山の桟敷席はこっちであってますか?」「追い山は裏の社務所の方です」などと、並んでいる人同士がコミュニケーションを取って場の整然さを保ちます。

雨は止む気配を見せず、強い雨脚で人々の傘を叩きつけます。この時間帯は福岡市では9mmを観測。あの雨の量だったらそりゃそうだ、と納得です。

午前8時を回りました。桟敷席券販売まで残り一時間。待ち続けている人々の疲労もそろそろ限界です。15日のい席は埋まりましたが、お席の最終列はなかなか埋まりません。空席に雨が強く降り続きます。

午前8時半ごろから雨脚が少し弱くなりました。「やれやれ、ようやく弱まったか」「あと30分だ」と安堵したところに、再び強い雨脚が復活。ゲンナリしながら空を見上げます。耐える人々、試される桟敷席券。あと30分です。

販売開始が近付くたびに、櫛田神社に購入希望の人々がやってきて、屋根の下組の後ろに列を作っていきます。

午前8時45分、15日側では入り口が閉じられ、席が詰められ、空席が取り除かれていきます。12日側では座っていた人も立ち上がり、その時を待ちます。

午前8時59分、1分前。晴れている例年だったら「1分前!」とジョークを言う人もいるところ、今年はさすがにいません。

午前9時になりました。各売り場の窓が一斉に開き、桟敷席券の発売が開始しました。人々が窓口に立ち、受付の神社関係者が次々と桟敷席券を手渡していきます。

15日追い山笠のあ席の販売はわずか15分で終了。12日の追い山馴らしは最大2枚購入できる事で、あ席はなんと5分で販売終了しました。

大雨の中、こうして手に入れた桟敷席券。購入できた人々は一様にほっとした表情。「ようやく休める」とほっとして帰路につく人や、さあ仕事!とばかりにオフィスに足早に向かう人、半日の桟敷席購入アレコレは人々の安堵を漂わせながら雨の中に消えていきました。

午前8時台の福岡市の雨量は8.5mm。雨はそのまま降り続きます。17mm、9mm、8.5mmと早朝に振った雨は、雨脚を少し弱めたものの、午後に入っても降り続けています。この雨で福岡市関連9ダムの貯水率は、昨日今日の雨で一気に52.4%、24日と比べて10%も回復しました。

2026年の山笠も、あと4日で祭り開幕。桟敷席券を得る事ができた人々は、12日、15日が待ち遠しいことでしょう。

桟敷席券の販売が行われ、いよいよ7月に向けてラストスパートとなってきました。祭りの準備もいよいよ大詰めです。

本日26日より、飾り山笠の飾付けも開始。まずは天神一丁目が飾り付けを開始。早朝から山笠人形や飾りが山小屋前に運び込まれ、人形師が指示して飾り付けていきます。

川端通商店街の川端中央街でも飾り山笠の飾付けが開始。中野親一人形師が、矢切(骨組み)の下から飾りを見上げ、飾り付けの指示を行います。

矢切の前には飾り付ける今年の人形が表側・見送り側に並べられ、山大工が一つ一つ紐で結わえて矢切の上に引っ張り上げ飾りを留めていきます。

長年の人形師と山大工の経験から、飾りが次々と矢切に上がって据えられ、飾り付け作業は順調に進んでいきました。

明日からは6月最後の週末。山笠準備期間は、いよいよ飾り山笠飾り付けのフェーズに。明日以降から各飾り山笠で飾り付けが一気に始まります。