山笠ナビ チャンネルYouTube

山笠ニュース & レポート YAMAKASA NEWS & REPORT

山笠ナビ山笠ナビ通信山笠ニュース天神一丁目と川端中央街が棒洗いを行いました

天神一丁目と川端中央街が棒洗いを行いました

梅雨の季節らしく朝から小雨が降る博多の町。雨が上がってもどんよりとした雲が足早に流れていきます。6月に入って3回目の週末を迎えた博多の町。今日から下旬に入り、祭の準備が慌ただしくなってきました。

小雨が降る中、午前9時過ぎに十五番山笠を奉納する天神一丁目が、博多ふ頭にある櫛田神社浜宮に舁き棒と一緒に到着。早速、舁き棒を境内に運び込み、棒洗いの神事の準備に入ります。

岸壁から紐を結わえ付けたバケツを投げ込み、舁き棒を洗い清めるための海水を汲み上げます。

「早くしないと(雨雲レーダーの)黄色部分がやってきちゃう」と苦笑しながら、午前9時半過ぎより神事が始まりました。雨は次第に強くなってきて、参加者を濡らしていきます。

ボツボツと音を立てて落ちる雨粒を受けながら、参加者は舁き棒に海水を掛けて汚れた舁き棒を洗い清め、真水で海水をすすぎます。「雨が降っとるから、水かけなくてもいいんじゃない?」と、降りしきる雨を体で受けながらジョークも飛び出します。

この後11時から山小屋で棒締めを行う天神一丁目。雨が降る中でも、一旦棒に付いた水気を拭きとります。

最後に玉串を奉納して棒洗いの神事が終了。大急ぎで洗い清めた舁き棒をトラックに積み込みます。

丁度午前10時から棒洗いを行う川端中央街が到着。「しろしかですねぇ」とこの天候に苦笑いするしかありません。

入れ替わるように川端中央街が浜宮の境内に舁き棒を運び入れていきます。

海水を少し汲み上げると、その海水を真水が入ったバケツの中へ。川端中央街は海水を直接掛けるスタイルではなく、海水を混ぜた水を使うスタイルの様です。このように棒洗いの所作も各町や各流れによって全然違うのが面白い所です。

雨が次第に強くなってきました。傘に当たった雨の音がバババババ・・・と激しい音を立てて流れて落ちていきます。

神事の準備を行う若手の人達は傘を差さずに準備を行うため、長法被はずっぽり濡れ、髪の毛からも雨水がしたたり落ちていきます。

午前10時、神事が始まりました。お祓いを受ける間だけは、傘を差して神事に参加しました。まずは7櫛田神社の神職が参加者と舁き棒を祓い清めます。

雨の中、若手らが編んだ縄を束ねたお手製のたわしで舁き棒の汚れを洗い落としてきます。

最後に真水を掛けてすすいだ後、玉串を奉納して山笠建設の無事を祈願しました。

運び出す前に、棒を一回転させて水を切ったあと、再びトラックに載せて山小屋に運びます。明日の地鎮祭を行い、いよいよ棒締めとなります。

午前9時半に舁き棒を洗い清めた天神一丁目は、午前11時から山小屋で棒締めを行いました。

休日は特に人通りが多いパサージュ広場。広場に「棒締めた!」の掛け声と木槌が縄を叩く音、そして縄がギリギリと音を立ててしまっていく音が響き渡り、通行人も思わず足を止めます。

棒締めと同時に鼻縄作りも行われます。

棒締めが終ると、いよいよ飾り付けを待つのみ。あと10日で飾り山笠も皆さんの目の前に登場します。

今日は、西日本新聞のこども記者の子供達が取材に来ており、棒締めの様子を見学。囲み取材の前に、総務と山大工の棟梁に名刺を渡します。「へぇっ! 名刺なんか持ってるんね」とびっくりする棟梁。子供達は見学した中で疑問に思ったことなど色々質問をし、総務と等量は丁寧にわかりやすく山笠の事を教えていました。

中洲流の山小屋では山小屋内部に電気が取り付けられ、矢切も付けられました。こちらも飾り付けの準備が万端です。

博多駅にある博多駅商店連合会の飾り山笠の山小屋も、横幕が張られてほぼ完成しました。

櫛田神社の桟敷席建設は、お席側も基礎ができあがり、清道をぐるりと取り囲む桟敷席の形が見えてきました。

櫛田神社北門には、玉垣などに使われる砂が詰まった俵も用意されていました。

午後3時からは、山笠直前の役員総会が行われ、各行事の注意事項や申し渡しなど行事の開催に向けた細かい議題が審議されました。

総会の始まりで、博多祇園山笠振興会の川口会長は「無事に奉納し伝統護持に努めたい」と挨拶を行い、続いて櫛田神社の阿部宮司は「祭りは見る人、参加する人 共に楽しくなければならない。勇壮に市民からから愛される祭りになるように記念したい」と挨拶を行いました。

今回の総会には、承天寺の神保老師、東長寺の藤田住職、筥崎宮の田村宮司も参加する”神仏習合”の総会となりました。
田村宮司は「博多の街を大いに清めてもらって元気をもたらしてほしい」、藤田住職は「12日、15日と山笠の皆様をお待ちしている。どうぞ怪我や事故がないようよろしくお願いします」、神保老師は「夏祈祷でお渡しするお札や木札を作る時、いつも聖一国師が鎌倉時代にどういう気持ちでやられたのかなど、安寧の祈りを考えながら一文字一文字書いている。参加者だけでなく裏方の皆さんも安寧の祈りの気持ちで執り行うことが大事だ。それが聖一国師の願いでもあるのではないかと思う。」と挨拶をしました。

皆願うのは「安全無事に奉納すること」。その思いを新たにした総会となりました。

ニュースカレンダー

2026年6月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

山笠ニュース 最新記事

ニュース年間アーカイブ