6月2回目の日曜日となった、6月14日(日)。7月1日に向けて、各流では次々と神事を執り行っています。
午前9時から恵比須流は山小屋建設予定地にて、小屋入りの神事を執り行いました。
小屋入りは山笠を建てる際に使われる山笠台の部材や縄、山小屋建設に使用する道具、山小屋の部材など、山笠行事に必要な様々な道具を祓い清める神事です。祭壇の隣にきれいに並べられており、今回の行事でお祓いを受けて初めて使われるようになります。
当番の男達と神職が祭壇を作り上げ、午前9時より神事が始まりました。
神事参加者が祓い清められた後、並べた部材が櫛田神社の神職によってお祓いを受けます。
最後に玉串奉奠を行います。このように神事を一つ一つ執り行って積み重ねていき、山笠奉納の準備を進めていくのです。
午前10時からは博多ふ頭の櫛田神社浜宮にて、千代流が棒洗いを行いました。午前9時半過ぎにトラックに積んだ舁き棒が到着。早速浜宮の境内に並べられていきます。
舁き棒を並び終えると神事が執り行われます。まずは舁き棒を洗う道具が祓い清められ、舁き棒、そして参加者がお祓いを受けました。
棒洗いの儀に入り、埠頭の岸壁から清めの海水を汲み上げて境内に運び入れ、舁き棒に注いで一年間の汚れとホコリを洗い落としていきます。
最後に真水をそそいですすいだ後、山下喜久美総務が棒鼻に御神酒を注いで洗い清めました。
棒洗いを終えた千代流は、来週に行われる棒締めで舁き棒を山笠台に取り付け、飾り付けに進むことになります。
午前11時からは川端通商店街にて、大黒流が小屋入りの神事を執り行いました。
当番町の男達は、山小屋が建つ場所に祓い清める道具を整然と並べ、祭壇を作り神事に供えます。
神事の時間が近付いてくると、各町の総代が神事に参加するためやってきます。もてなすのは当番町の若手達。御神酒とスルメ・昆布の祝いの乾物を振舞います。
定刻の午前11時。小屋入りの神事が始まります。祭壇と櫛田神社に向かい拝礼を行ったあと、櫛田神社の神職からお祓いを受けます。
お祓いを受けた後は祝詞奏上。神職がこの地に山笠を立てる事の報告をし、土地神の加護を願います。
祭壇の先は、山小屋が建つ場所。神職はこの場所の四隅を祓い清めると、並べられた道具を無事奉納を祈って祓い清めました。
最後に内藤博文総務に玉串が手渡され、総務はこの玉串を奉納。無事奉納を祈願します。
今一度、祭壇と櫛田神社にかしずいて拝礼し、大黒流の小屋入りの神事は無事執り行われました。
小屋入りの神事を終えたら、山小屋が立ち、舁き山笠を作り上げる準備が整ったことになります。川端中央街の舁き山笠ははアーケード内に山小屋を作る事が多く、下旬にはアーケード内に山小屋が登場します。
櫛田神社の桟敷席は、う席とえ席の基本的な土台が出来上がり、う席に座席の座面が座面が取り付けられました。
東流の山小屋が建つ呉服町ビジネスセンタービルでは、山小屋の準備のため駐輪スペースが閉鎖されました。明日から一時撤去が行われます。ビジネスセンタービル1階の片隅には東流の道具入れも設置され、こちらも準備が進んでいます。
千代流では山小屋建設が始まり、重機を動かして山小屋の骨組みを立てていました。
新天町の飾り山笠も山小屋の建設が進んでいます。
天神西通りのYUGEN Gallery FUKUOKA(福岡県福岡市中央区大名2-1-4 ステージ1西通り4F)では、墨絵・陶墨画アーティスト西元祐貴さんの作品展「西元祐貴の今」が開催しています。
西元さんは世界的に注目を集める墨絵、陶墨画アーティストで、「躍動感」「力強さ」を追求した作品を発表。活躍はアートシーンのみならず、スポーツ、音楽、ゲームと多岐にわたります。
博多祇園山笠では、飾り山笠ソラリアのイメージアートを手掛けており、今年で10年目を迎えます。
この作品展では西元さんの作品のジークレープリント(超高精細なデジタル版画・印刷技法)作品に加え、作家を紹介する映像も上映。また西元さんが手掛けた歴代の飾り山笠ソラリアの記念手拭いを展示し飾り山笠での仕事を振り返っています。
会期は7月15日(木)まで。天神を訪れた際はぜひ西元さんの作品をご覧ください。
天神の福岡市観光案内所(福岡市中央区天神2:福岡三越の正面玄関近く)の入口に、昨年に引き続き今年も精巧なミニ舁き山笠、ミニ飾り山笠が飾られています。精巧かつ豪華に作られており、一度見たらついついずっと見てしまうような作品です。
特に飾り山笠は、明治以前の山笠を思わせるような天を突くような高さの山笠で、天辺には差し物がたくさんあり古式山笠と同じスタイル。舁き棒の上には三宝に載った神饌が供えられています。
表の標題は「天正合戦記」、見送りは「福博めぐり」となっています。
見送りの「福博めぐり」は、旧石村萬盛堂やかろのうろんなど、博多・天神の有名な建物にアニメやイラストのキャラが訪れているような飾りとなっており、「あ、キャナルシティだ」「ここどこだろ?」「吉塚うなぎがある!」などとワイワイ言いながら飾りを楽しむ人が多く見られました。