博多祇園山笠・追い山の櫛田入りが行われる11時間前、最後の行事『流舁き』が4つの流で行われました。日曜日で天気もいい事から、見物客もたくさん訪れ、疾走する舁き山に歓声を上げました。
午後4時から恵比須流と中洲流が舁き出します。
中洲には舁き手の方も驚くほどのたくさんの見物客が詰めかけ、すごい熱気が辺りを包みます。
水を掛ける男衆の中には、タレントの小松政夫さんの姿も。
午後4時。中洲流の舁き山が中洲の町に舁き出し、たくさんの見物客の間を疾走して行きました。
午後5時からは西流、土居流、大黒流が舁き出します。
櫛田神社前に山小屋が建つ西流の舁き出しを一目見ようと、大勢の見物客が櫛田神社前に集まりました。すでに周囲は報道関係のやぐらなどが組まれているため、大混雑状態に。
西流が舁き出し開始。櫛田神社を右折していきました。
間近に見る舁き山のスピードと迫力に、見物客から歓声が上がります。
西流はすぐに戻ってきて、櫛田入りを行いました。
続いて櫛田神社にやってきたのは土居流。
土居流も櫛田入りを行い、観客の声援を集めました。
櫛田入り後、少し移動し「追善山」を行いました。
追善山とは、この一年の間に亡くなった山の功労者に敬意を表し、軒先に舁き山を舁き入れ、祭壇に向かって祝いめでたと手一本を入れるという、博多ならではの感謝と冥福を祈る儀式です。
祝いめでたの3番を謳い手一本を入れて冥福を祈ると、山は追い山ムードになりつつある博多の町に舁き出していきました。
残り12時間。残すは追い山のみ。
12時間後、博多祇園山笠、フィナーレとなります。