博多祇園山笠において、ゆっくり歩を進める時に使用される掛け声。
山笠での掛け声は「オイサ」が走る時、「オッショイ」は小走りの時・・・とスピードによって違っており、「よいよい」はもっともスピードが遅い。
滅多に使われる事はないが、重い物や大きい物を慎重に運んだり動かしたり時に使われる事が多く、中洲流では山笠台を飾り山笠の山小屋から出し入れする時などでこの掛け声を聞く事がある。
流によっては「よいよい」の代わりに、「オッショイ」をゆっくり目に「オッ、ショイ」と少し溜める感じで発音してゆっくり進む時の掛け声に使う事が多い。
ゆっくり慎重に運べという指示として「”よいよい”で行け」という表現をする人もいる。
1964年の総会資料には、山留前に山を据える際の申し渡しで、『竿前二間位で山とめヨイ、ヨイにて山止めに入る』(※原文まま)と『よいよい』の言葉を使って書かれている。