博多祇園山笠用語辞典 YAMAKASA DICTIONARY

追い山ならし(おいやまならし)

文字通り「追い山」の「ならし」走行。つまり”リハーサル”。漢字で書くと『追い山馴らし』である。
正式には『追山馴』だが、『追い山馴』『追山馴らし』『追い山ならし』という表記もある。一般的には『追い山ならし』と表記・呼称されることが多い。

本番の『追い山』の3日前の7月12日に行い、スタート時刻は午後3時59分。コースの距離が追い山より1キロ短く、追い山ならしの廻り止めは奈良屋町となっている。が、他はまったく本番と同じ。予行演習と言っても本番の追い山と同じようにタイムも測り発表されるので、各流は本番同様気合いを入れて走る。

本番と同じ行事を行うので、一番山笠は櫛田入りの際、祝いめでたを歌うことが認められており、また八番山笠 “走る飾り山” の「上川端通」も登場し、華麗で力強い櫛田入りを披露する。

追い山ならしのコース