博多祇園山笠用語辞典 YAMAKASA DICTIONARY

流舁き(ながれがき)

7月10日と14日に行われる山の舁き出し行事。午後4時から午後6時にかけ流ごとにそれぞれの流の区域内を舁き廻り、我が町内の舁き山をお披露目する。
7月になって山笠期間に入り様々な神事を執り行ってきたが、この日からいよいよ舁き山が動き出す日でもあり、博多の町が一気に山笠ムードが高まる。この日から15日まで毎日舁き山が博多の町を舁き回る事になる。

コースは毎年異なりまた複雑に舁き回るので、事前に流関係者に聞くしかない。
走る場所には水を張ったバケツ等が置いてあるので、山が来るまで待つという方法もある。

14日の流舁きは、披露に加えて追い山を翌日に控えた最後の調整日としての意味合いがある。14日の流舁きは、千代流と東流を除く五流が夕方に各流の地域内を舁き回る。
流域内をかくのは14日で終了となり、また一年後の楽しみとなる。この夜からほぼ徹夜で15日の追い山を迎えるため、日程的にも体力的にもきついが「終いやけん、しっかり舁いときやい!」との声も飛ぶ。
直会の後、仮眠して体力を温存し、追い山に備える。

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