博多祇園山笠用語辞典 YAMAKASA DICTIONARY

梅雨(つゆ)

5月から7月にかけて毎年めぐって来る曇りや雨の多い期間のこと。
丁度、山笠期間は梅雨の時期と被るので、山笠見物では雨具や雨対策の用意が必要である(山笠ナビ編集部中の人2号は、雨のためデジカメを一台壊してしまった(実話))。

「山笠が終わると梅雨が明ける」ジンクス

博多では『山笠が終わると夏がやってくる』『梅雨が明ける』『山笠が夏をつれてやってくる』と言われている。実際2011年の梅雨明けは7月15日だった。

また、追い山の日は、直前までどんなに雨が降っていても、午前4時59分には雨が上がる事が多い。
この事について昭和44年の西日本新聞が『追い山の出発はなぜ7月15日午前4時59分なのか?』という事を科学的に分析している。
1890年から1959年まで70年のという統計では、7/15に雨が降ったのは15回だけ。その前後と比べると10日は雨が22回、20日は17回、つまり福岡地方の梅雨は15日頃に開けることは統計的にもいえる。追い山の朝はほぼ5年に一度しか雨が降っておらず、7月には珍しく晴れた朝が多い。
(逆に雨が降る確率が高いのは「集団山見せ」で「山見せは雨」というジンクスがある(※2010年は雨、2011年は途中から雨))。

なお、2013年の時点でgoo天気の過去30年間の福岡県天気予報データーによると、集団山見世の13日は晴れが、15日の追い山は雨が多いような統計が出ており、上記のデーターとは少々異なる模様。だが、16日以降は晴れのマークが続く。まさに「山笠が終わると梅雨が明ける」のである。