山笠ナビ チャンネルYouTube

博多祇園山笠用語辞典 YAMAKASA DICTIONARY

杉壁(すいかべ)

山笠の飾りの四方を囲んだ、竹を格子状に編み込んだ「綱代あじろ」に杉の葉を挟み込んだ壁。杉の壁と書いて「すいかべ」と呼ぶ。
表の中央部には「赤へこ」「緋毛氈ひもうせん」と呼ばれる赤い布が巻かれ、杉壁の四隅には麦わらに赤い布を被せた「鉄砲」が、鉄砲と鉄砲の間には4本の藁の束を結わえ付けられる。

大黒流・土居流・西流は、7月10日の流舁き、7月11日の朝山笠・他流舁きまでは台上がりは正座で台上がりする習わしだが、7月12日からは表・見送り側の杉壁が内に引かれ台上りが座る場所が作られる。

飾り山笠の杉壁は、舁き山笠より一段高い杉壁が取り付けられる。

なお、お汐井取りのスタート地点となる石堂橋の柵は、この杉壁をイメージした意匠となっている。

61