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博多祇園山笠用語辞典 YAMAKASA DICTIONARY

赭熊(しゃぐま)

山笠の見送り側に飾られる槍状の飾りで、『魔除け』の意味を持つ。
見送り側の杉壁内側中央部に立てられ、全長は約170cm。先端には金色の三又の槍状の飾りと白い毛が取り付けられている。

元々赭熊は、毛の部分を指す言葉で、ヤクの尾の白い毛を赤く染めたもの。禅宗で説法の際に用いる法具「払子(ほっす)」やなどに用いられたり、兜や槍の装飾に用いられいた。江戸時代には赤または黒に染められ、赤熊、黒熊などと呼ばれていた。

博多祇園山笠では白色の毛の物が使われており、大弓だいきゅうと共に御神入れの神事や据え山の時に飾られる。

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