博多祇園山笠用語辞典 YAMAKASA DICTIONARY

人形師(にんぎょうし)

舁き山、飾り山の飾りを制作する人を総称して「人形師」と呼んでいる。

「山笠の人形師」という専門の職業はなく、博多人形師が担当することが多い。
よく山笠の人形師=博多人形師と思われがちではあるが、博多人形は塑像(土から作る人形)であるのに対し、山笠人形は竹などで骨組みを組んで紙や粘土を被せる人形である所から、博多人形師は本職とは全く別の物を作っている事になる。

人形師は、自ら作った飾りを作るだけでなく、山笠台に飾り付けも行い、流の一員でもあるので実際に山笠の傍について共に走ってもいる。人形師も奉納を行う「参加者」でもあるのだ。