舁き山笠、飾り山笠の使われる飾りのひとつ。
「波濤」をイメージした水が飛び散るデザインで、青地に白で縁取りして水しぶきの白が撒かれている。
デザインもさることながら、形状や大きさも様々。色の濃淡も様々で、人形師が作る飾りのイメージに合わせて作られる。
作り方も人形師によって様々で、素材も板や発泡スチロール、プラスチックダンボールなど様々。
荒々しく飛び散る波をイメージした飾りであるため、主に波飾りの先端や、波と波の間に差し込んで使う事が多い。飾りに動きが出るので、波花をどの場所にどの角度で使うかというのが人形師の腕の見せ所と言われている。
波と組み合わせることが多い波花ですが、単独で複数個使うだけでも「荒々しく飛び散る水」というイメージを作り出すことも可能。「イメージの力」、恐るべし。
7月20日(土) | 山笠飾りづくり体験を行います。
— 津屋崎人形|Chikuzen Tsuyazaki Ningyo Kobo (@tsuyazakih) June 30, 2024
津屋崎衹園山笠を飾るのに必要不可欠な「波花(ナンバナ)」を自由に絵付けし、縁起物としてお持ち帰りすることができます。https://t.co/l6qQ5mH28E pic.twitter.com/2w6LED2Zo0
なお、波花の飾りは津屋崎祇園山笠でも使われており、津屋崎の方では「なんばな」と呼ばれている。