山笠を建てる際に使われる山笠台の部材や縄、山小屋建設に使用する道具、注連縄を掛ける笹竹、山小屋の部材などを祓い清める神事。
部材だけでなく、役員の手拭いや、山笠の役目を示す襷、お札等も祓い清める流れもある。
6月初旬から中旬にかけて執り行われ、神事は、山笠が立つ場所、山小屋や山笠台の部材が収められている山大工の倉庫や作業場で行われる。
地鎮祭で土地を祓い清め、小屋入りで道具や部材を祓い清めてからでないと、山笠の製作や山小屋の建築が出来ない。
なお、流によっては地鎮祭も兼ねて行うところもある。(逆に地鎮祭を兼ねて小屋入りを行う流もある)。
地鎮祭は櫛田神社の神職を招き、参加者が神籬(祭壇)を作って行われる。神事は以下の流れで神事を執り行う。(※神事の各名称は神職によって異なる場合がある)
清め祓いの儀において、山笠に使用する部材や道具等を櫛田神社の神職が祓い清める。
地鎮祭を兼ねている小屋入りの場合は、まずは土地のお祓いを終えてから道具や部材のお祓いを行う。