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博多祇園山笠用語辞典 YAMAKASA DICTIONARY

山笠ナビ博多祇園山笠用語辞典かわばたちゅうおうがい

川端中央街(かわばたちゅうおうがい)

川端商店街は博多で最初に栄えた商業の町にある140年以上の歴史がある商店街で、博多川沿いに北西から南東におよそ400メートルの長さがあり、開閉可能な全蓋式アーケードを有している。キャナルシティ博多と博多リバレインの2つの大型商業施設を繋いでいる。

川端商店街は、山笠的には博多リバレイン側から中洲のであい橋通りが交差するところ(紳士服のタケハラ/はかたやラーメン)までが「川端中央街」(大黒流)で、そこからキャナルシティ博多川までが「上川端通」(土居流)となっている。なお川端中央街の旧町名は「川中」で、上川端通は「上新川端町」。

昭和41年より「東下新川端町」が「川端中央街」へと改められた。法被の柄は「川」と「中」を組み合わせた柄が使われている。
なお、博多座側の川端商店街入り口には、この川中の柄がデザインされている。

川端中央街は、博多座側となる川端商店街のアーケード内に飾り山笠を奉納しており、1971年(昭和46年)より奉納を始めた。少ない店舗数ながらも継続して飾り山笠の奉納を今もなお行っている。

大黒流の流区域であるので、流舁きの際は大黒流の舁き山笠が飾り山笠前で舁き入れられる。

標題の特徴

表の標題は、大河ドラマなどをテーマにした歴史物が選ばれ、見送りはスポンサーがKBC九州朝日放送であるので同局のテレビアニメやテレビ番組をテーマにした飾りが飾られる事が多い。
1998年(平成10年)から2015年(平成27年)まで「ドラえもん」が合計16回製作さたが、会社の都合で中止となったようで、以降KBCのニュース番組やKBC協賛イベントなどが標題に選ばれている。

「当番町」と「飾り山笠」

大黒流の各町では、12年に一度当番町の大役を迎える。川中も同様で、兼務して舁き山も飾り山笠も中途半端にならないようと、その年は飾り山笠の奉納を休止し、当番町として舁き山笠の奉納の役目に集中する事が多い。近年では2001年と2013年がその年に当たった。なお、当番町の際は、山小屋がアーケード内に立てられる。

2001年の飾り山笠奉納休止の際、当時の振興会会長が「来年度以降の復帰は難しいのではないか」と心配するコメントをしているが、2002年以降もしっかり飾り山笠を奉納を行っており、古くから飾り山笠を奉納する町としての気概を見せている。

山小屋の場所

川端中央街の長法被

川中

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