博多祇園山笠用語辞典 YAMAKASA DICTIONARY

地鎮祭(じちんさい)

dic-jichinsai

山小屋を建てる場所をお祓いする行事。
流の関係者が集まり、櫛田神社の神職によって山小屋建設予定地が祓い清められる。主に6月前半から6月中旬に各所で行われ、地鎮祭を行った後に山小屋の建設が始まる。
長法被の集団を見る最初の方の行事なので、この行事を見ると山笠の季節の到来を実感する人が多い。
流によっては行っていないところもあり、その際は「小屋入り」として祓い清めの行事を行っている。

スーツで行われる地鎮祭

恵比須流の注連下ろしは旧暦に合わせて6月1日に行っているため、地鎮祭は5月下旬に行われている。
長法被の解禁は6月1日のため、この時の地鎮祭はスーツによる正装で行われるため、恵比須流の地鎮祭は山笠行事の中で唯一のスーツ姿での神事となる。