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博多に響く「オッショイ」の声! 全町お汐井取りが行われました

(写真・動画撮影:M_Film ※山笠ナビ公式サポートスタッフ)


真夏の太陽の下、本日7月9日(土)三年ぶりに「オッショイ」の声が博多に戻ってきました。「動」の山笠のスタートを告げる全町お汐井取りが夕刻より行われました。今年は新型肺炎感染拡大予防対策として参加者を制限した形で執り行われます。

スタート時間が近づいてくると、当番法被(長法被)を羽織った水法被の男や、水法被姿の男たちが、各山小屋に集まります。

各山小屋前では役員が立ち、各町による手打ちと呼ばれる手一本が行われ、挨拶を行い集合を行いました。

各流はスタート時間に合わせて、お汐井取りのスタート地点となる石堂橋に揃います。

とにかく一日厳しい日差しが降り注いだ博多の町。夕刻になってもその厳しさは変わらず、石堂橋で待つ振興会役員の人々も滴り落ちる汗をぬぐいます。

夕方午後5時半、一番山笠 恵比須流が石堂橋をスタート。「オッショイ」の声を高らかに、箱崎浜へ向かって走り出しました。

恵比須流を先陣を切ってスタートすると、5分おきに各流が到着。次々と出発していきます。

箱崎浜に到着した男たちは、夕日が沈みゆく海に向かって拝礼し、無事奉納と無病息災を祈願します。

箱崎浜の対岸にある都市高速の橋の歩道には、望遠カメラで箱崎浜を撮影する人たちが。この光景も3年ぶりです。

箱崎浜と筥崎宮で拝礼した男達は、再び走って最後は櫛田神社へ参拝。往復10kmの道を走り通します。

お汐井取を終えたら、いよいよ舁き山が動きます。明日10日は三年ぶりに山笠が動く「流舁き」です。