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中洲流と新天町が棒洗いを行いました

まとわりつくようなジメッとした空気の中、強風が叩きつけるように吹く落ち着かない天気となった6月24日の朝、五番山笠 中洲流が櫛田神社浜宮で棒洗いを行いました。

午前7時前より集まった中洲流の男達は、舁き棒を浜宮の境内に並べ、博多湾の海水を汲み上げ、3年ぶりの神事に向けて準備が万端です。

3年ぶりの棒洗いの神事なので、棒洗いを経験したことがいない若手の人達にアドバイスが送られます。

とにかく昨日から強い風が吹いている博多の町。神事の前に、めくれ上がった注連縄の御幣をきれいに正しい形に直す光景も見られました。

午前8時より棒洗いの神事が始まりました。舁き棒と海水が清め祓われ、管総務がまず最初のたわしを入れたのち、参加者が棒を洗いました。

海水をたっぷり舁き棒にかけて一年間の汚れと埃を落とした後、たわしと束ねた縄を使って力を入れて磨いていきます。一通り洗い終わると、真水を掛けながら再度洗っていきます。

最後は舁き棒の鼻環を丁寧に洗って磨き上げ、棒洗いは終了しました。

中洲流は7月1日は舁き山と飾り山を同時に公開するので、ここから飾り付けまで一気に準備を進めて行きます。

中洲流が棒洗いを終えた2時間後、浜宮にやってきたのは十七番山笠 新天町。本日棒洗いの神事を行います。

博多湾から海水を汲み上げ、神事を執り行います。

強い日差しの中、長法被に身を包んだ男達は舁き棒を洗い清めました。

神事を終えた男達は、舁き棒を山小屋に持ち帰り、早速棒締めの作業を行いました。