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恵比須流・土居流・大黒流が小屋入りを、中洲流が地鎮祭を行いました

昨日とは打って変わって梅雨とは思えないような晴天となった本日6月12日(日)。風も吹いて過ごしやすい天気となった今日、博多の各流では山笠の神事を執り行われました。

一番山笠恵比須流は、午前8時より小屋入りの神事を行いました。ここ近年は山大工の石村工務店倉庫にて行っておりましたが、今年より従来の通り、山小屋建設場所にて神事を行う事とになりました。

下竪町の幕の前には、山笠台の部品や山小屋の建材、山笠に使用する道具がずらりと並べられ、今日の神事で清め祓います。

浄め祓いの儀では、並べた道具に対し櫛田神社の神職が大幣と切幣で浄め祓い、山笠の無事安全を祈願しました。瀬戸総務は「山笠の部品が出てきたので現実味が出てきた感じだが、三年ぶりだから何か忘れてるんじゃないかと心配になることがある」と述べ「でも、みんなが手分けして力合わせて準備してくれてるので心配ないと思っている。山大工の方たちに『よろしくお願いします』という気持ちで臨みました。」と流れが団結して一番山に臨む気持ちを新たにしました。

また、恵比須流は午後2時より平成14年から続く山笠勉強会を開催。舁き回り順序や各確認事項や今年からの変更点が申し渡しが行われ、感染予防対策ガイドラインに沿った決定事項が参加者に伝えられました。最後に全員で飲酒運転撲滅及び暴力団追放宣言が読み上げられ、一番山としての責務を全うする事を全員で確認しました。

二番山笠土居流も本日より始動。最初の神事である小屋入りを執り行いました。

今年の当番町は川口町が務めます。山小屋は冷泉公園の北側の道路に建てられます。今日の神事は山小屋が建つ場所の隣にある、冷泉公園の一角で行われました。

山小屋が建つ場所の四隅を神職が大幣で祓い清め、山笠に使用する部品や建材を並べた詰所に切幣が巻いて、使用する道具を祓い清めます。

最後に野中総務らが玉串を捧げ、三年ぶりの山笠を無事奉納ができるよう祈願しました。

三番山笠大黒流も本日小屋入りを執り行いました。山小屋は対馬小路7丁目の道路に建てられます。神事前には「ようやく山笠ができる」「三年ぶりやね」と、山笠が行われるよ頃日の会話を交わす人も多く見られました。

神職が修祓で参加者を祓い清め、祝詞を上げて神に無事奉納と安全な山笠を祈願します。

整然と並べた山笠に使用する舁き棒や道具や部品などを、神職が大幣を振って切幣を撒いて祓い清めます。

最後に玉串を捧げて神事が終了。祭壇と櫛田神社に向かい拝礼し、小屋入りの神事は無事終了しました。

五番山笠中洲流は、本日は飾り山の山小屋建設のための地鎮祭を執り行いました。

ホテルリソルトリニティ博多前の飾り山が立つ四隅を祓い清めて、安全かつ無事な山小屋建設を祈願します。

最後に玉串奉奠を行い、参加者全員で無事奉納を祈願しました。

(取材協力:山笠ナビ公式サポートスタッフ M_Film