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博多小で棒締めが行われました & キャナルシティが小屋入りを行いました 他

九州地方の梅雨入りが発表された本日6月11日(土)。

昨夜激しく降った雨はやみましたが、その天候不順を引きずり、博多は朝からぐずついた空模様となりました。そのぐずついた天候の中、キャナルシティ博多が棒洗いの神事を行いました。

ポツポツと降る雨の中、櫛田神社浜宮に到着したキャナルシティ博多の関係者は、長法被の上に合羽を着こみます。棒洗いの後は小屋入りの神事を行うため、長法被を濡らすわけにはいきません。

舁き棒を洗い清め終わると。舁き棒をキャナルシティに持ち帰り、小屋入りの神事の準備を行います。

午前9時より、サンプラザステージにて小屋入りの神事を執り行いました。

浄め祓いの儀にて、洗い清めた舁き棒や、棒締めに使用する道具などを、櫛田神社の神職が祓い清めます。

総務ら参加者が神に玉串を捧げ、飾り山奉納までの無事建設と無事奉納を祈願しました。

神事が終わるとすぐに片づけを行い、棒締めの準備へ。棒洗い・小屋入り・棒締めと、飾り山の準備が着々と進んでいきます。

神事が終わるとすぐに片づけを行い、棒締めの準備へ。棒洗い・小屋入り・棒締めと、飾り山の準備が着々と進んでいきます。

午前10時前より開始した棒締めの作業。「棒締めたー!」の声とともにキャンルシティ内に響き渡る、縄が締まっていく音と木づちの音に、施設内を通る人が思わず足を止めて様子を見物する姿もたくさん見られました。棒締めも無事に終了したキャナルシティ博多。矢切(骨組み)を立てたうえで、月末の飾り付けの時を待ちます。

月曜日に山解きを行った櫛田神社は、山笠台のメンテナンスも終わり、本日棒締めの作業を行いました。

桟敷席建設の裏で行われていた東流の有志が行う棒締めの作業。笑顔に満ちた雰囲気の中、今年の飾り山の準備が進められました。

博多小学校では、「博多の文化を学ぶ」というテーマで行われている「博多小 子供山笠」の準備として、小学校6年らが舁き縄づくり(縄ない)と棒締めの作業を体験しました。
この2年、子供山笠は中止となっていたので、3年ぶりの子供山笠の復活。子供山の山舁きを知らない子供たちの挑戦がスタートです。
舁き縄づくりでは、地域の大人から作り方を教わりながら、2人一組で藁をよって縄を作っていきます。

舁き縄作りと棒締めは2つのグループが入れ替わって、それぞれの作業を体験。棒締めも大人たちのアドバイスと協力の元、元気よく「棒締めた!棒締めた!」の掛け声を上げながら、自分達の力で作業を進めていきます。

6本の舁き棒が山笠台に取り付けられると、山笠台はグラウンドに。水をたっぷりりかけて締めます。いよいよ、子供も大人も、待ちに待った3年ぶりの「試し舁き」です。試し舁きとは、棒締めを行った後に、舁き棒の取り付け具合を確認する山笠台の”試運転”です。

1分前のコールを受けると、台上がりの子が「声を出していくぞ!」と全員に気合の檄を入れます。「おお!」と応じた舁き手の子供達、3!2!1!の声とともに、舁き出しました。

試し舁きは聖とのグループを入れ変えつつ行います。入れ変え時に先生はアルコールで舁き棒を消毒。生徒たちも舁き棒に付く前に手を消毒して、山舁きに臨みます。

グラウンドを一周した山笠台はまっすぐに太鼓台前へ。山笠台が付けた轍が3年ぶりの山舁きの喜びを物語ります。

試し舁き後、世話人の河原さんより「すばらしい山舁きだった。次の本番も油断なく怪我無く山舁きをしてください」とアドバイスをもらいました。
博多小の子供山が行われるのは、7月1日より3日間。大人の山笠も子供の山笠も3年ぶりの開催に向け着々と進んでいっています。

(取材協力:山笠ナビ公式サポートスタッフ M_Film