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櫛田神社の飾り山の山解きが行われました

日に日に祭りの空気に満ちていく博多の町。町のあちらこちらに山笠の風景が見られるようになってきました。

櫛田神社の塀にも協賛雪洞(ぼんぼり)を掛ける板が備え付けられました。今年は上下二弾になるようで、新設の上側の雪洞を掛ける板の設置が本日行われていました。

山笠に向けて町が準備を進めている中、本日6月6日(月)、櫛田神社の飾り山では、飾りを下ろす「山解き」が行われました。
一年間常設される”番外”扱いの飾り山である櫛田神社の飾り山。唯一飾りのないのがこの時期だけで、新しい飾り山のために昨年の七月から展示されていた飾りが解かれていきます。

早朝八時頃から始まった山解きの作業は、山大工と中村信喬・中村弘峰人形師、そして中村人形工房の方々の手で手際よく外されて、下に降ろされていきます。

見送りに飾られていた因幡の白兎のウサギも、名残惜しそうに飾り山を見上げていま・・・す?

一年間外で展示されていた飾り山だけあって、とにかく埃と汚れが飾りにこびりついており真っ白な状態に。取り外した細かい飾りは一旦水を掛けて埃を洗い流し、日の下で乾かして片づけていきます。

人形達は紐を掛けて慎重に降ろしていきます。こちらも一年間の展示で色褪せております。

下に降ろした人形達はトラックに載せられて、工房に戻っていきます。

最初は晴れだった天気もゆっくりと曇り空に。早朝より開始した作業のおかげで、一時間半でかなり飾りが外されました。

正午過ぎに来てみたら、すでに山解きは終了しており、山笠台も縄が緩められ舁き棒が外されていました。僅か三週間しかない”飾りのない櫛田神社”という珍しい期間となります。
櫛田神社の山笠台は今後は一旦メンテナンスと清掃が入れられ、再び棒締めを行った後、下旬に行われる予定の今年の飾り付けを待つことになります。

(取材協力:山笠ナビ公式サポートスタッフ M_Film