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追い山・追い山ならしの桟敷席券の発売が行われました&ふるさと館で「大正時代の博多祇園山笠展」開催中 他

「ようやく」なのか「ついに」なのか、梅雨らしい空模様になった6月26日(水)。今年も櫛田神社で建設中の桟敷席券の販売が櫛田神社にて午前9時から行われ、ものの10数分で完売しました。今年も山笠ナビも早朝から並び、twitterで時間を持て余す間、現場からの中継ツイートなどを行っていました。

こちら25日15時頃の様子。

今年の追い山は祝日とだけあって、お昼の段階で人気のあ席は完売状態だったようです。昨夜25日の午後9時過ぎの段階では、い席はほぼ完売、お席も10席程度の空という状態でした。う席、お席はまだまだ空きがありました。

お席とい席の間に、柵が設けられています。

追い山ならしの方は、さすがに誰も並んでいませんでした。

日が変わって夜が明けた午前7時前に櫛田神社に行くと、すでにたくさんの人が販売の時間を待っていました。

追い山ならしの方にも順番待ちが。朝方小雨が降ったそうですが、この時間帯には止んでおり、湿度が高くなって蒸してきています。

よく見たら、今まで左手にう席、右手にえ席だったはずですが、今年は逆になっている気が・・・おそらく券を購入した人のスムーズな退出誘導のためなのではないでしょうか。

午前8時、櫛田神社より両替と空席を詰める通称「クリーニング」のアナウンスが。取材メディアクルーの数も多くなってきて、あ席を中心に取材が行われています。

午前8時45分に、各ブロックの往来をできなくする鉄柵が掛けられ、座席のクリーニングが行われます。あ席にはたくさんのメディアが購入の場面を撮影しようと集まっています。

午前9時、アナウンスと共に桟敷席の販売が開始。次々とプラチナチケットが手渡されていきます。

山笠ナビも無事1枚購入することができました。

東流、博多リバレインの矢切立て(6/24)

6月24日(月)、東流の飾り山の山笠台に「矢切」と呼ばれる飾り山の骨組みが立てられました。今年より東流は舁き山と飾り山の場所が入れ替わることになり、飾り山は三井ビジネスセンタービルのドトール前に立てられることになります。

6月24日の午後8時より、先日棒締めを行った山笠台に矢切を立てる準備で東流の関係者、山大工が集まりました。

午後9時、ドトールの営業が終わるのを待ってから作業開始。地面に厚めの板を敷き、山小屋より山笠台を運んできます。

板の上に乗せた山笠台に、まずは建材が上げられていきます。

上げられた建材を、枝折(天板)に穴を開けるなどを行って地面まで通して固定します。この建材は矢切を立てる際の足場だけでなく、倒壊等を防ぐための補強として飾り山の中に組み込まれます。今までは山小屋がその役目を担っていましたが、今年から山小屋が無くなることで、このような作りを施し、安全な飾り山展示を行うことになりました。

天井近くまで建材を組んだ後から、木材を建材に沿って渡して固定。そして山笠飾りが取り付けれるよう横向きに木材を打ち込んでいきます。

矢切の準備は夜遅くまで行われました。

安全面を考慮した飾り山の矢切。あとは飾り付けを待つばかりです。

同じように今年から飾り山の場所が変わる博多リバレインの飾り山も同様の作りで6月24日(月)に矢切が立てられました。
博多リバレインは今までの明治通り沿いから、今年からリバレインとホテルオークラの間の通路に設置され、今年から山小屋がなくなります。
東流と同様の補強策を行った矢切が立てられ、ビル風等を考慮し、壁や柱にワイヤーを通されて厳重に固定されました。

その他、博多駅、中洲流、川端中央街、天神一丁目、新天町などでも山笠台に矢切が立てられ、いよいよ飾り付けの時期が近づいてきました。

「博多町家」ふるさと館にて「新聞記事に見る 大正時代の博多祇園山笠展」が開催中です

櫛田神社の前にある「博多町家」ふるさと館(博多区冷泉町)において、現在「新聞記事に見る 大正時代の博多祇園山笠展」が開催されています。
当館所蔵の山笠資料の展示と大正時代の新聞記事から当時の山笠を紹介するという、山笠ファンにとってはたまらない貴重な資料が展示されています。

山笠VR映像をはじめ、山笠の歴史や行事スケジュールを紹介する16分の山笠ビデオをお楽しみいただけますので、山笠見物の際はぜひご覧になってはいかがでしょうか。
「新聞記事に見る 大正時代の博多祇園山笠展」は、7月21日(日)まで行われています。