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本日も行事ラッシュ! 東流・千代流・上川端通・川端中央街が行事を行いました

梅雨が来ていないのに梅雨明けを思わせる暑い一日となった6月23日(日)。一週間後は山笠期間前日とだけあって、各流の行事や準備のピークを迎えています。

東流

五番山笠 東流は、ベイサイドの櫛田神社浜宮にて棒洗いを行いました。

東流は、まず祭壇に供えた御神酒を神職にお祓いをしてもらうところから始まります。

そして、海に向かって神職にお祓いをしてもらい、浄めた御神酒を海に注ぎ入れてから、博多湾の海水を汲み上げるのです。

準備が整った午前8時、東流の棒洗い神事が始まりました。

汲み上げた海水を舁き棒に掛け、流当番の駅前の男衆は一年間の埃と汚れをこすって洗い落としていきます。

最後に棒鼻と呼ばれる棒の先端に御神酒を、表・見送り共にかけて回ります。
例年であればここで玉串奉奠を行うのですが、今年の東流はここで玉串を礼拝する流れにはなりません。

今年の東流は舁き山と飾り山の位置が変わります。昨年までの東流は、舁き山と飾り山に使用する山笠台は共用となっていましたが、今回の位置入れ替えにより、今年から舁き山・飾り山それぞれに山笠台が準備されることになりました。
ただ、櫛田神社浜宮の境内には一度に12本の舁き棒を置くことができないため、棒洗いも2回行われることになりました。つまり、先ほどの棒洗いは飾り山の舁き棒の棒洗い。そして今からは引き続いて舁き山の舁き棒の棒洗いを行います。

男衆は洗い終わったばかりの飾り山の舁き棒をトラックに乗せ、もう一台のトラックに載せてきた舁き山の舁き棒を浜宮に運び入れます。

そして、今度は「舁き山の」舁き棒の棒洗い神事を執り行います。

お祓いを受けた後、海水を舁き棒に掛けて、入念に舁き棒の汚れを洗い流しました。

12本の舁き棒を洗い終えた後、玉串奉奠を行い、神事は無事終了しました。

洗い浄められた12本の舁き棒を積んだトラックは、山小屋のある呉服町交差点へ。飾り山の舁き棒はこの後9時より棒締めが行われ、舁き山の舁き棒は7月に入ってからの棒締めまで保管されることになります。

午前9時、東流の山小屋において、飾り山の棒締めが行われました。

棒締めが行われる直前に、御神酒をもらいいざスタートです。最初の棒締めは坪井総務が木槌を振るって縄を叩きます。和気あいあいとした雰囲気の中、「棒締めたー」の掛け声の中、坪井総務が木槌を振るって棒締めの一締め目を行いました。

川端中央街

川端中央街は午前9時より小屋入りの神事を執り行いました。昨日棒洗いを行った川端中央街、本日その舁き棒や山笠台を清め祓い、飾り山建設の準備を行います。

神職のお祓いを受けた後、祝詞が奏上されます。

祭壇の前には、飾り山建設に使う具材や道具などがきれいに並べられています。

神職は、山笠台の表・見送り、舁き棒や棒締めに使う縄、飾り山を移動させるための車輪など、一つ一つを浄め払っていきます。

最後に玉串を捧げて礼拝し、小屋入りの神事は無事終了しました。

この小屋入りの神事の後、すぐに棒締めと矢切(飾り山の骨組み)が建てられ、飾りつけの時を待つばかりとなりました。

上川端通

上記の川端中央街が小屋入りをしているのと同じ時間から、50メートルほど離れた場所で、八番山笠 上川端通が棒締めを行いました。

商店街内に木槌の音と「棒締めたー」の声が響き渡る中、走る飾り山の山笠台に舁き棒が締め上げられました。

棒締め後、商店街内で試し舁きを行った後、山笠台を持ち上げて台足に筆耕が行われ、午後からは八番山の異名である「からくり山」の「からくり」部分を司る伸縮可能な矢切が出来上がったばかりの山笠台に設置されました。

上川端通

今年の誉の一番山を務める千代流は、舁き山の山小屋前で舁き山の棒締めを行いました。

舁き棒と今年新調された山笠台が、千代流の山笠の特徴である白い縄で、「棒締めたー」の掛け声とともに音を立てて固定されていきます。

誉の一番山笠だけあって、メディアの取材の数も多く、テレビクルーや新聞社がこの棒締めの模様を取材に来ていました。

棒締めも終盤に差し掛かると、試し舁きの準備が進み始めます。太鼓台に太鼓が上げられ、当番町が試し舁きコースの下見に出かけるなど、次第に慌ただしくなっていきます。

棒締めが終わると、いよいよ試し舁き。山笠台に枝折(天板)が載せられ、若手が完成したばかりの山笠台の棒に付きます。

将来の舁き手たちも、間近で試し舁きを見学しています。

総務らが台上がりを行い、舁き出し3分前の合図が伝えられると、場は一気に熱気を帯びてきます。一番山笠の舁き山試し舁きがいよいよ行われます。

祝いめでたが謳い上げられた後、鬨の声と共に山笠台が一気に走り出しました。山笠台は明治通りから大通りの新三号線へ。そしてお寺の横の細い道を慎重に通過してからパピヨン通りへ。山小屋が建つ区域をぐるっと一周し、山小屋に戻ってきました。

最後に手一本が入れられ、試し舁きは無事終了。息を弾ませる男衆の顔には玉のような汗と満足感が漂い、新調された山笠台にすがすがしい気持ちを覚えたようです。

山笠台は山小屋に収められ、飾りつけを待つばかりとなりました。

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