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土居流と恵比須流が小屋入りの神事を行いました

暑い日差しが照り付ける一日となった本日6月16日(日)、各流で山笠に向けての神事や作業が行われました。

土居流

三番山笠 土居流は本日小屋入りの神事を執り行いました。
午前10時半からの神事に向けて、今年の当番町である行町が午前8時より小屋入りに向けての準備を行いました。

小屋入りを行うためには、まずは櫛田神社に預けている舁き棒を引き取りって、棒洗いを行わないといけません。
行町の人は櫛田神社に舁き棒を引き替える札を持っていきます。この札は代々当番町に引き継がれており、この札と引き換えに舁き棒を受け取れるようになる札で、当番町の大事な役目となります。

社務所に引替札を渡して、舁き棒を受け取れる許可をもらいます。

許可をもらうと、さっそく舁き棒を受け取る作業へ。
櫛田神社の山笠倉庫には、全流の舁き棒が保管されており、各流毎に舁き棒が分けられています。

棒洗いの紹介の時、よく「一年間の汚れと埃を洗い落とす」と書きますが、実際この倉庫に保管されている舁き棒を見ると、一年間の埃がうっすらと付いているのがよく分かります。

自分の流の舁き棒を慎重に取り出し、トラックに積み込んで、一路ベイサイドプレイスにある櫛田神社浜宮へ。

午前9時半、櫛田神社浜宮にて棒洗いの神事を執り行います。
櫛田神社の神職によりお祓いを受けた後、博多湾の海水で「一年間の汚れと埃」を洗い落とす清め祓いを行います。

舁き棒を洗い浄めた後、玉串を奉奠して無事神事は終了。洗い浄めた舁き棒は小屋入り神事のために行町に持ち帰ることになります。

濡れた舁き棒を拭き上げ、再びトラックへ。舁き棒には並べる順番に間違いがないよう、印の札がついてました。

そして午前10時半より土居流の小屋入りの神事へ。土居流は当番町が行事を行います。

お祓いの後、祝詞奏上が行われます。山小屋が建つ場所に、先ほど洗い浄めたばかりの舁き棒の他、山笠台などのパーツや、山笠に使う道具が並べられています。

それらの道具は、浄め祓いの儀で祓い清められ、神聖化されます。

最後に玉串奉奠を行い、無事小屋入りの神事も終了しました。

東流

東流は、山笠に使う道具の引き出しを行い、今年舁き山の山小屋が建つ呉服町交差点の駐輪スペースに駐輪の機会を一時撤去する事を知らせる幕を張る作業を行いました。

恵比須流

恵比須流は本日午前9時より、小屋入りの神事を行いました。
午前8時から当番町を中心に男衆が集まり、山笠に使う道具の引き出しへ向かいます。

引き出した道具は山大工の石村工務店に運び入れ、掃除等を行い、祭壇を準備して神事の時間に備えます。

午前9時、恵比須流の小屋入り神事が始まりました。参加する人数が多いので、道を挟んだ対岸の歩道から神事に参加します。

祝詞奏上が行われた後、工務店倉庫に並べられた山小屋の建材や道具、そして外に並べられた山笠運行に使う看板やバケツなども祓い清められました。

天神一丁目

天神一丁目は本日9時前から棒洗いの神事を取り行い、イムズの地下2階のイムズプラザにて棒締めの模様を一般公開で行いました。

この日は千代流が棒洗いを行ったり、東流や西流の一部の町では舁き縄を作る「縄ない」を行うなど、各流各町で山笠の準備が進められました。