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本日より山笠準備期間! 2019年の博多祇園山笠の準備がスタート!

本日6月1日(日)、2019年度 博多祗園山笠の準備期間が始まりました。博多祇園山笠では、6月1日より当番法被(長法被)が解禁となり、山笠の時期の到来を実感します。
本日の博多は暑すぎるぐらいの晴天に恵まれ、長法被姿の男衆が7月の山笠開幕に向けて早速動き出しました。

千代流

千代流は、午前7時より舁き山と飾り山の山小屋周辺の道の角に注連縄を掛ける「注連下ろし」を行いました。

2本の笹竹に御幣を挟み込んだ注連縄を掛け、その笹竹を道の両角に「門」のように立てます。この注連縄の先は御神体である山笠が鎮座する事になるる神聖な区域であるしとして清め祓うのです。

若手が先輩たちのアドバイスに従って、注連縄に御幣を挟み込んでいきます。御幣には表と裏があり、その向きに気を付けながら等間隔に挟み込んでいきました。

注連縄を掛けた笹竹を立てて倒れないように支柱に結びつけます。そして御札を笹竹に結び付けます。

飾り山の周辺の道に注連縄を掛けたら、次は舁き山の山小屋の周りへ。今年は飾り山の対岸側に千代流の舁き山の山小屋が建ちます。

注連下ろしを終えた千代流は、午前10時半より千代流の山笠倉庫前で小屋入りの神事を執り行いました。

櫛田神社の神職が修祓、祝詞奏上を行います。

今年は誉の一番山笠を務める千代流。千代流は一番山を務める時に、山笠台を新調するのが習わしです。この小屋入りではまだ削り出していない原木を祓い清め、祓われた原木を使って一番山の山笠台の部品を作り出していきます。そして、千代流の特長でもある白い縄も新調されます。

最後に玉串礼拝が行われ、無事小屋入りの神事は終了しました。

恵比須流

恵比須流は午前8時より注連下ろしの神事を執り行いました。朝早くから各町の長法被に身を包んだ男衆が晴れやかな顔で神事に臨みました。

山小屋が建つ辻を祓い清めた後、笹竹や各町への配布物を祓い清めます。

最後に総務と各役員が玉串奉奠を行い、山笠の無事遂行を祈願して終了しました。

上川端通

八番山笠 上川端通は、6月1日にどの流より先駆けて棒洗いを行います。上川端通の舁き棒は、上川端商店街の川端ぜんざい広場の壁に飾ってありますので、毎年6月1日はこの棒を壁から下すところから始まります。今年も午前7時過ぎより、長法被に身を包んだ上川端通の男衆が、壁に掛かっている舁き棒を下ろしていきました。

壁から降ろした舁き棒を、一路ベイサイドプレイスの先にある櫛田神社浜宮まで運びます。

上川端通の舁き棒は走る飾り山のため、七流の舁き棒より長く、縦向きに入らないので横向きに浜宮に収められて棒洗いを行います。午前8時半、上川端通の棒洗いが始まり、博多湾の海水で一年間の汚れと埃を洗い清められました。舁き棒は真水ですすいで拭き上げます。

この洗い清めた舁き棒は、棒締めが行われる時まで一旦また壁に掛け直されることになります。

話題性のある上川端通の棒洗いは、毎年たくさんのメディアが取材に来ますが、今年もたくさんのメディアが取材に訪れていました。

洗い清めた舁き棒は、トラックに乗せられて再び上川端商店街へ。そして再び壁に掛けられました。

東流

東流は、午前11時より工務店にて小屋入りの神事を行いました。山笠台や縄などが並べられ、神職が清めの塩を撒き材料や道具を清めていきます。

最後に総務と各役員、人形師、山大工らが、玉串奉奠を行い、山笠の無事遂行を祈願しました。