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博多中の山笠が棒締めと試し舁きを行いました

2019年の山笠シーズンが近づいてきている5月11日(土)、博多中学校では体育祭のプログラムで舁く博多中山笠の準備が行われ、棒締めと試し舁きが行われました。

体育祭では2基の舁き山が走るため、2基の山笠台が並んで同時に棒締めが行われます。このような光景が見られるのは博多中の山笠だけかもしれません。

博多中学校では来週末に体育祭が行われる予定で、本日はグラウンドにてプログラムの練習が行われていました。
山笠台作りはグラウンド横で行われ、棒締めの威勢のいい声と木槌の音がグラウンドに響き渡ります。実際に山笠に参加している地域の人たちの協力と指導のもと、生徒たちが代わる代わるに棒締めの作業に参加。大人たちの指示のもと、縄を掛けたり木槌をふるったりおやし棒を力いっぱい引き下ろして荒縄を締めあげていきます。

棒締めの脇では、山舁きに使う舁き縄の縄ないも行われました。これは本番だけでなく後程行われる「試し舁き」でも使用されます。

正午前には、舁き棒が取り付けられた2基の山笠台が完成。一年ぶりに芸術的な縄の掛け方をじっくり見ることができました。

出来上がった山笠台をさっそくグラウンドへ。本日は体育祭の練習でもあるので、一週間前のデモを兼ねた試し舁きとなります。そのため、一週間後の本番さながらに勢水も用意され、山笠台にはたっぷり水が掛けられ締められます。清道の旗周辺には女生徒たちが水を張った洗面器を手にして山笠がやってくるのを待っています。まさに本気の山笠デモが行われようとしています。

まずは1基目の試し舁き。30秒前からカウントダウンされ、ゼロと同時に「イヤァ!」の声と共に一年ぶりの山舁きがスタート。どこよりも早く博多中の山笠が2019年舁き初めを務めます。

砂埃を上げながら清道旗を目指しぐるりと清道廻り。女生徒たちかの手から勢水が高々と上がります。清道を回った後は放送席本部が設置される前まで舁き入れて止まります。

2基目の山笠も元気よくスタート。清道旗をきれいに回りながら目一本を入れていきます。

勢い水を浴びながら、力強く清道を回りきりました。

2基の山笠の試し舁きが終り、本日の山笠の準備は終了。来週末に飾り付けを行い、そしていよいよ本番の体育祭を迎えます。