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追い山まであと10時間・・・今年最後の流舁きが行われました

いよいよ2018年度の博多祇園山笠の行事も残り少なくなりました。追い山のある7月15日から約半日前である本日7月14日(土)、今年最後の流舁きが四流で行われました。

中洲流は午後4時からの舁き出し。舁き出し時間前に、表敬の手打ちが行われます。

午後4時丁度に中洲流が舁き出し。今年最後の流舁きとだけあってか、半端じゃない勢水が浴びせられます。

恵比須流も午後4時に今年最後の流舁きをスタートさせました。交通量が多い週末の大博通りを横切って、綱場町へ向かいます。

たくさんの勢水をもらいながら、流舁きを行いました。

午後5時からは西流、土居流、大黒流が流舁きをスタート。櫛田神社前に山小屋がある西流がオイサの掛け声とともに、冷泉の細い道へ入りぐるっと回って冷泉公園通りへ。

土居通りには同時間にスタートした土居流れの舁き山の姿が。

土居通りを進む土居流のため、西流が待ち、二つの舁き山が交錯します。

櫛田入りを行った土居流れが戻ってきたとき、冷泉公園通りと土居通りが交わる交差点で、土居流の舁き山と西流の舁き山の表を向け合い、手一本で表敬。これは櫛田神社周辺の区域の一部が土居流と西流共に舁き入れる区域ため、言い争いにならぬよう一旦山笠の運行を止めて手を入れる行事が昔からあるとのこと。10~20数年前に行われた事があるそうで、それ以来の大変な貴重な光景を今年最後の流舁きで見ることができました。

西流との手打ちを行った土居流はそのま北上し、西方寺前町にて追善山を行いました。

午後5時に舁き出した大黒流の流舁きもいよいよラストスパート。今年最後の流舁きで、悔いがないよう若手は、棒に入ったり勢水を運んだりします。

そして山小屋へ到着。到着後、全員で手一本が入れられ今年最後の流舁きが終了しました。

流舁きが終わり、いよいよ10時間後には追い山の時間がやってきます。準備期間を合わせて一か月半続いてきた2018年度の博多祇園山笠、そのフィナーレに向け博多の町は一旦静かにその時を待ちます。