早朝から小雨が降り続いた6月25日(日)。本日は6月最後の日曜日ということで、各流で様々なが行事が行われました。
霧雨のような雨が断続的に降っていた午前7時、二番山笠 西流が櫛田神社浜宮にて棒洗いの神事を執り行いました。
修祓で洗う道具や舁き棒を祓い浄めた後、祭壇に備えたお神酒を舁き棒の棒鼻に注ぎます。
棒鼻にお神酒を掛けた後、棒洗いの儀へ。棒に付いた一年間の埃と汚れを、海水で洗い流しました。
棒洗いを終えた後、午前10時より小屋入り神事を行いました。
今年の西流の山小屋は博多小学校の裏手側、横町筋の高田ネーム刺繍店前に建てられます。
浄め祓いの儀で、山小屋が建つ場所の四隅を櫛田神社の神職が祓い浄めます。
場所を浄めた後、山笠に使う道具や棒洗いを終えた舁き棒を表側と見送り側から、それぞれ祓い浄めました。
最後に山脇総務が玉串奉奠を行い、小屋入りの神事が無事終了しました。
雨粒が少々大きくなった午前8時半より、今年の七番山笠 東流が棒洗いの神事を執り行いました。
櫛田神社の神職がお祓いを行った後、祭壇に備えたお神酒を海に注ぎ入れ、その海の水をくみ上げ棒洗いの儀に使用します。
雨の中、男衆は全身濡れながら舁き棒の汚れを洗い落としました。
棒洗いの後、山小屋のある呉服町ビジネスセンタービルに戻り、棒締めの行事を行いました。
棒締めが終わると、早速試し舁きの準備へ。台上がりを行った中藤総務は舁き縄を鉄砲代わりに持ち、その時を待ちます。
交通係よりOKの合図が出ると、鬨の声と共に山笠台が駆け出します。試し舁きは僅か500メートルほど。それでも男たちの熱気のこもった一年ぶりのオイサの声に拍手が飛びました。
上川端商店街の北側になる川端中央街は、本日午前9時より小屋入りの神事を執り行いました。
祭壇の前には、飾り山で使う道具がきれいに並べられています。
浄め祓いの儀では、神事に参加した男衆や人形師、山大工らが祓い清められ、山笠台と使用する道具も祓い清められます。
最後に竹ヶ原総務が玉ぐしを捧げ、小屋入りの神事は無事終了しました。
小屋入り神事の後、早速棒締めが行われ、午後からは飾り山の骨組みとなる矢切(やぎり)が山笠台の上に建てられました。