山笠ニュース & レポート YAMAKASA NEWS & REPORT

“博多きりえ”小西一珠喜さんの「博多祇園山笠　きりえ」展が始まりました

本日16日より、”博多きりえ“作家、小西一珠喜（かずよし）さんの個展「博多祗園山笠きり絵」がはかた伝統工芸館で始まりました。昨年に引き続き、2年続けての開催となります。

新作や新商品も多数展示されており、その緻密で暖かみのある小西さんの圧倒的な技術が生み出す切り絵のクオリティに圧倒されます。切り絵の横から見てみると、切り抜かれた黒いケント紙が台紙から浮いており、本当に「切って作られている」というのがよく分かります。

今年は、直接触ることができる小西さんの貴重な原画も展示。切り抜かれた原画を直に触ることで、小西さんの作品に対する思いに触れることができます。

用意されている原画には、黒田八虎の切り絵や、男衆の原画（一番右側の人は小松政夫さん！）も。「1ミリしかつながってなくても意外とつながったままなんですよ。それが2箇所あると、大体切れないですね」と、原画を見せながら語る小西さん。ふっと気を抜くとパーツを切り落としてしまうため、制作には大変な集中力が必要だそうです。

外は土砂降りの雨で、あいにくの個展スタートとなりましたが、たくさんの人が次々と小西さんの作品を見に訪れる上々のスタート。小西さんも訪れた方に挨拶しながら、作品の解説をしていました。

この「博多祇園山笠　きりえ」展は、本日6月16日（木）から6月21日（火）までの開催となっています。入館無料ですので、近くを訪れる方はぜひ足をお運びください。

博多駅の飾り山で、棒締め・試し舁きが行われました（6/14）

各所で山小屋が建設されています

提灯が明治通り、土居通りに吊されました

その他、山笠の風景が色々と・・・