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恵比須流の地鎮祭が執り行われました

山笠準備期間突入を約一週間後に控えた本日5月24日。下呉服町にて恵比須流が地鎮祭を執り行いました。恵比須流は旧暦の7月1日に当たる6月1日に注連下ろしを行うため、その前に地鎮祭を行います。

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今年の恵比須流の山小屋は、昭和通りの都市高速・呉服町ランプを下りたところすぐの路上に建つことになりました。バスに乗って右側を見ていたら山小屋が見えるようになります。

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今年の当番町は上金屋町。上金屋町の詰所になる上金屋町民館の奥には、福岡市新四国 第二十一番霊場「相生堂」を臨む事が出来ます。

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朝7時から山小屋が建つ上金屋町にスーツ姿の男衆が集まります。山小屋は路上に建つのですが、交通事情もあり神事の進行は脇の駐車場で行われます。

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長法被着用が始まるのは山笠準備期間が始まる6月1日から。そのため、山笠の神事で唯一スーツ姿の正装で行われる神事でもあります。

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櫛田神社の神職も到着し、大急ぎで祭壇が組み立てられていきます。
神職は浄める山小屋の四隅の確認を行います。

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朝8時、地鎮祭が始まりました。
地鎮祭は、山小屋が建つ土地の神を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る神事です。神職により、お祓い、祝詞奏上が行われます。

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そして、山小屋が建つ場所の四隅を祓い、切幣(きりぬさ)が撒かれ、安全を祈願します。

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最後に玉串奉奠を行い、地鎮祭は無事終了しました。

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神事が終わると、みんな安堵の表情で、振る舞われる昆布・するめの乾物と御神酒を一口、後片付けを行いました。

この地鎮祭が行われると、山笠準備期間はあっという間にやってきます。
博多の『夏』はもうすぐ。来週の日曜には、博多の町に雪駄の音が鳴り響き出します。