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博多祇園山笠用語辞典 YAMAKASA DICTIONARY

目一本(めいっぽん)

舁き山笠に台上がりしたまま拝礼を行う形式で、東長寺及び承天寺の清道回りを行う際に行われる。

台上がりは、清道のカーブに入る手前より、振っていた鉄砲を捧げるように両端を持ち、頭を伏せて目礼したまま清道を回る。
山笠がウ解いている場合は山笠から降りずに拝礼を行う事から、『目で手一本を入れる』という意味で目一本と名付けられたと推測される。

流や町によって、鉄砲を住職の方に向けたり、清道回りを回り切るまで続けるなど所作が違っており、中洲流の他流舁きでは舁き縄を鉄砲の代わりにして目一本が行われる(鉄砲を持つのが翌日の12日からとなっているため)。

江戸時代頃までは、追い山笠の際は東長寺・承天寺・聖福寺の各門前で据えて奉納するという流れだったのだが、山笠の速さを競うようになってきた享保(1716~1736年)以降は、据える形式がだんだん省略化されていき、文化4年(1807)には門前は通過するが据えての拝礼はなくなっている事が文献から推測される。この据えての拝礼を行わない代わりに、通り過ぎながら拝礼するという形で「目一本」という形になったのではないか?・・・というのが山笠ナビの推測である。