山笠が終わり、まだ一ヶ月なのか、もう一ヶ月なのか。博多の町で山笠があった事を探すのも大変となりました。その中で、舁き山笠の展示が始まった場所がありますので、ご紹介します。
まず九州産業大学(福岡市東区松香台)の大楠アリーナ1階ロビーにて、今年の一番山笠・東流の舁き山笠の学内展示が行われています。
大楠アリーナに入ると、すぐに目に入るのが舁き山笠飾り。飾られているのは、白水英章人形師が製作した三国志の名将・関羽をモチーフにした『凛』(りん)です。後ろ側にも回り込めるので見送り側の飾りも見る事が出来ます。
立入禁止のロープも飾りから近い場所に張られているという事もあり、かなり間近に人形や飾りを見る事が出来、細かいところまで作り込まれた様子を見る事が出来ます。また、山笠台がない事から滅多に見ることがない足元の飾りの様子なども見る事が出来、大変貴重な展示です。
飾りの正面から見上げてみると、まさに台上がりの目線を体感できるのも嬉しい限りです。
九州産業大学は、地域貢献活動の一環として学生たちが自身の専門性を生かし、伝統ある祭りの継承と地域活性化に貢献するため、多岐にわたる取り組みを展開する「博多祇園山笠プロジェクト」を立ち上げ活動しており、博多祇園山笠「東流」と連携して、飾り山笠の展示や多言語での案内板設置、学生による飾り山笠のPR写真撮影など、地域との交流を深めています。飾りの横には活動を紹介するパネルやリーフレットなどが置かれており、学生らの活動内容を知ることが出来ます。
学校の休業日以外であれば一般の方でも入場料無料で見る事が出来るとの事。中に入れない場合でも外から見る事が出来ました。
この展示は来年2026年年5月末頃までを予定しているので、11/1(金)〜11/3(日)に行われる学園祭(香椎祭)に遊びに行くついでに、山笠を見に行ってみてはいかがでしょうか。
もう一つは、九州産業大学と同じ東区にある、明太子製造メーカーふくやの明太子工場の「ふくや味の明太子工場 ハクハク」です。2013年にオープンした「博多の食と文化の博物館ハクハク」は、2025年夏にリニューアル事業の一環で施設名を新たに再スタート。そのリニューアルに合わせ、展示していた舁き山笠と山小屋もリニューアル&メンテナンスを行い、先日再公開が始まりました。
JR箱崎駅から筥松二丁目の橋を渡って道なりに。線路を渡ってすぐ右折したら見えてきます。ほんの少し離れているので、レンタル自転車を借りるとすぐ到着。施設前にレンタル自転車のポート(駐輪場)が出来ましたので、返却も楽々です。
現在は第3期リニューアル工事が始まっていますが、山笠や施設内は見学・利用する事が出来ます。
出来上がったばかりの2013年時はテント型の山小屋でしたが、今回のリニューアルで風雨対策・紫外線対策を行った建物仕様の山小屋に。山小屋の周囲を木製の格子で覆った立派な山小屋になりました。
中に入ると、ふくやさんが2013年にオリジナルで製作した舁き山笠が鎮座。中村信喬人形師が製作した、標題「博多守護長政公(はかたのしゅごながまさこう)」です。
こちらの舁き山笠も、かなり近くから飾りを見る事が出来るため、人形師が腕によりをかけて作り上げた飾りを細かいところまで見る事が出来ます。
舁き山笠の横にはミニ階段も用意されており、高さを変えて真横や見送り側の飾りを見ることもできるようになったのが嬉しい所です。
また、舁き山笠の上には、風がないのにたなびく二引の旗。これは2019年のG20での特別展示や、現在福岡市博物館に飾られている世界水泳で展示された特製舁き山笠に使われている山大工特製の”鉄板”二引が、この舁き山笠にも採用されました。
本日、ハクハクの山笠の棒〆切が行われております😊
— ふくや味の明太子工場ハクハク (@117hakuhaku) August 9, 2025
季節ハズレの「棒締めたー」の掛け声が響きます⭐️
この後人形飾り付けです!#ふくや #明太子 #ハクハク #ふくや味の明太子工場 #山笠 #博多祇園山笠 #オイサ pic.twitter.com/qsyDuWoFfC
山笠台も今回のリニューアルに合わせて、大幅にメンテナンスを行い、棒締めも行って、とてもきれいになりました。
山小屋内には山笠を説明したパネル展示もあるので、明太子の歴史や工場見学に来た人も、山笠の歴史や文化に分かりやすく接しやすくなっています。
山小屋の隣にある施設も大幅リニューアル。ふくやさんが作り上げてきた明太子の歴史や商品の紹介、そして博多の文化の紹介などが行われています。
施設内では、様々な明太子の販売はもちろん、オリジナルグッズや博多のお土産も販売。
イートイン施設の「ハクハクカフェ」では、明太子とごはんがオーダーできます。「ふくやの明太茶漬け 明太子食べ放題セット」は、なんと「明太子食べ放題」。しかも、ごはんおかわりは無料! 博多の人なら延々とごはんが楽しめるのでは!?
施設内には、ドラマや映画で話題になった「めんたいぴりり」でも再現された、ふくやのお店も一部再現されており、様々な所に創業者・川原俊夫さんの金言が紹介されています。
また、博多人形やミニ山笠も展示されています。目を引くのは中村弘峰人形師が製作した、あの話題になった博多人形の手法で作ったゴジラ『追憶の呉爾羅』も展示されており、ゴジラや特撮ファンの方にも是非見てもらいたい展示です。
「ふくや味の明太子工場ハクハク」は第3期リニューアル工事のため、 2025年11月25日から2026年1月末頃まで工場見学は一時中断になるとの事ですが、お買い物・お食事・my明太子手作り体験はご利用いただけるとの事。博多観光や家族とのレクレーションの際は、山笠見物や明太子づくりを体験しに「ふくや味の明太子工場ハクハク」へ訪れてみてはいかがでしょうか。