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川端ぜんざい広場で今年の飾り山笠の飾り付けが行われました

追い山笠が終わってはや2日。櫛田神社の桟敷席の解体作業は昨日から重機が入って本格的に始まりました。

本日より川端ぜんざい広場では、今年の八番山笠上川端通の飾りをぜんざい広場の飾り山笠に飾り付ける作業が始まりました。

15日にすべて取り外された飾りはぜんざい広場に一旦保管されていましたが、その外した飾りを今度は広場の山笠に飾り付ける事になります。

「15日の山解きの日は、ジェガンやギラ・ドーラ(※見送りの上の方に飾っていた小ぶりの人形)が下ろされるまでずっと見てたファンの人が多かったんですよ」と田中勇人形師はは改めてガンダムのファンの熱さを再認識したそうです。

人形師、山大工、流の男達が朝7時ごろから集まり、取り外された飾りでごった返す中、飾りのチェックや整理、手入れ、飾り付けの準備を手際よく行っていきます。

見送り側には、今年の山笠の話題をかっさらった「ガンダム」の飾りも置かれています。

間近で人形を見ることができるのは、飾り付けの前ぐらい。脚部のスカートの中や関節部分、細かいこだわり装飾などの作りの裏側を垣間見るのはとても貴重な時です。

あの大雨の山笠が終わってから、初夏の日差しが降り注ぐようになった博多の町。今日も朝から蝉が鳴く暑い一日の始まりとなったので、山大工棟梁が「1時間作業したら必ず山から下りて10分休憩をとる事」と健康安全第一での申し渡しを行い、本格的に作業が始まりました。

まずは表側の人形と大きめの飾りからの飾り付け開始。人形が引き上げられていき、人形師が位置と角度をチェックし指示を出します。この”ぜんざい山”は八番山笠よりも少し高く、そして少し細いという特徴があり、またぜんざい広場のお客は入って左側に位置する飾り山笠を見ることになるので、角度や高さが八番山笠の時と変わるのです。

次々と人形や館の飾りが上げられていき、いよいよ表の人形で最も大きい「馬で駆ける真田幸村」の番です。5人の男が壊れないように慎重に持ち上げていきます。

「あー、もう一段上の位置ですね」「すみません、そっからもっと前に出す感じなんです」「もっともっと」「浜側にぐっぐっと寄せてください」人形師は、ぜんざい広場での飾り山笠のイメージを男たちに伝えます。途中脚立を舁き棒の上に上げてさらに人形を持ち上げ続ける男たち。人形師のイメージの位置と角度になるよう必死に持ち上げ動かしていきます。

「はーい、そこで一旦留めましょう」人形師のOKが出ると、男たちから笑顔がこぼれます。何せ人形を20分ずっと持ち上げ続けていたので、「手が疲れたよー」と言いながら、一時間に一回の休憩タイムに入りました。

八番山笠の飾り付けの時、飾るスペースなどが足りなくて付けれなかったパーツがあるんですよね、と苦笑いしていた田中人形師。「今回は動かして壊れる心配もないんで、八番山の時に付けれなかったファンネルとかのパーツもつけようかなと思ってるんですよ」と笑顔で話してくれました。

この川端ぜんざい広場の飾り山笠は、今週7月19日(金)のぜんざい広場オープンから見ることができ、来年の7月14日の夕方まで毎週金・土・日の11時から18時までオープンしています。大人気の「川端ぜんざいガンダムver.」も引き続き店頭で販売するそうで、流の方は「夏なのにぜんざいが売れてるんですよ」とガンダム人気に驚いていました。

晴れの日では対岸から見送りのガンダムを見ることができますし、

川沿いの歩道からは見上げる角度で間近に見ることができます。ぜんざいやかき氷を注文したら、さらに下から見上げるように飾りをみながら舌鼓を打てるので、週末に博多にお越しの時はぜひ川端ぜんざい広場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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