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博多の夜を彩る キャナルシティの「アクアパノラマYAMAKASA」と櫛田神社の「清道旗&飾り山ライトアップ」

山笠がない7月。博多は静かに淡々といつもの毎日が過ぎていっています。

そんな中、キャナルシティ博多は、福岡のまちを元気にしたいという思いから、例年開催しているキャナルアクアパノラマ「YAMAKASA」を今年も7月1日より上演しています。

キャナルアクアパノラマ「YAMAKASA」は。“疫病退散”を起源に持つ“博多祇園山笠”をテーマとしたプロジェクションマッピング、噴水、光の演出で行われる特別なショー。コロナ禍にある福岡のまちに元気を取り戻すべく、山笠の起源である“疫病退散”の願いを込めて、7月14日まで毎日20:30から上映されています。

午後8時半前、アナウンスでキャナルシティからのコメントが放送され、スクリーンとなるグランドハイアット福岡の窓にカーテンがおり、サンプラザステージからライトが消えます。

午後8時半、壁に「YAMAKASA」の文字が浮かびました。上映開始です。

山笠の紹介と共に、ホテルの外観を使った”スクリーン”一面にプロジェクションマッピングで山笠の写真が映し出されます。

7月15日の櫛田入りの映像が、大音量のサウンドと共にスクリーン上にて躍動します。

そして”舁き出し”。激しい和太鼓の音と共に、”勢い水”が吹きあがり男たちの山舁きを鼓舞。激しい噴水が上がり続ける中、キャナルシティのスクリーンを山笠が駆け抜けていきます。

山笠の盛り上がりも最高潮に。ドン!という和太鼓の音と共に「山笠」の二文字が浮かびます。上映から4分弱。キャナルシティのスクリーンを駆け抜けた山笠。会場に手一本が入れられ、「YAMAKASA」の上映が終了しました。

そして追い山が終わった博多の光景と同じように、辺りはいつものキャナルシティの姿に。噴水の音だけが響きます。

例年であれば、サンプラザステージには飾り山が建っており、飾り山を中央にして「YAMAKASA」を見るのが醍醐味ですが、今年は飾り山に遮られることなく全スクリーンを使って「YAMAKASA」を見る事ができる貴重な上映でもありますので、山笠を浴びに、十分新型肺炎予防対策の上、夜のキャナルシティ博多に「山笠」を見物に行ってみてはいかがでしょうか。

7月に入り、夜になると櫛田神社の外壁に掛けられている雪洞や能舞台の提灯が灯されるになりました。

そして山笠は行われず桟敷席も建たないためか、今年は清道旗と飾り山がライトアップされています。

清道旗は櫛田会館側から2機のライトによってライトアップされています。

飾り山もライトアップされ、太陽が上がっている時とはまた趣が違う味わいを感じさせる姿を堪能することができます。

夜9時になってもライトアップされた清道旗と飾り山を見物する人が訪れており、カメラを向けたりするなどしばしの山笠の光景を楽しんでいました。

おそらくですがこのライトアップは、7月15日夜が明けるまで。夜の散歩で、キャナルシティの「YAMAKASA」を見た後、櫛田神社に参拝するのもいいかもしれません。