7月1日になりました。2016年の博多祇園山笠がいよいよ開幕です。今年も熱い2週間が始まりました。
早朝5時過ぎから飾り山各所や各町にて辻祈祷や御神入れが行われました。今年も早朝から7月1日を迎えた博多の町を駆け回ってみましたので、その模様をお伝えします。
地下鉄中洲川端駅の川端方面の改札口に展示されている山笠PRコーナーが、7月1日を前に今年の内容に変更されていました。
これを撮影したのは6月30日の23時45分。川端中央街の飾り山には夜警の方が詰めていました。こうやって静かに7月1日がやってきます。
この上ない天気の7月1日の早朝。早朝5時半より恵比須流の下金屋町が辻祈祷を行いました。
恵比須流では、下呉服町の五カ町(中堅町・下堅町・横町・上金屋町・下金屋町)が辻祈祷を行いました。
午前6時より大黒流が注連下ろし祭を執り行いました。。
山小屋には注連縄を張る笹竹が収められており、櫛田神社の神職が祓い清めます。
注連下ろし祭が終わったら、他町の人達が自分の町に祓い清められた笹竹を運んでいきました。
今年の一番山笠である東流は午前7時より注連下ろし祭を執り行いました。この時間帯になると博多の町は動きだし、通勤姿のサラリーマンや通行する人のの姿が多くなってきました。
一番山ということで、テレビクルーも取材していました。
表と見送りから、笹竹を清め祓います。
玉串奉奠を行い、注連下ろし祭は無事終了。終了後、太鼓台などでの旗を持つ方へ旗が授与されました。
西流が、午前8時より櫛田神社拝殿にて山笠遂行大祓の儀を執り行いました。
山笠開幕という事で、御神酒代わりに日本酒を賽銭箱前に供える一般の参拝者も多くいました。
午前8時より中洲流が御神入れ祭を執り行いました。飾り山が公開され、舁き山が並べて据えられてるその光景はまさに豪華で圧巻。テレビクルーも3社、その他メディア取材も多数入っていました。
祝詞奏上が行われ、清め祓いの儀で舁き山と飾り山がそれぞれ祓い清められます。
最後に玉串奉奠が行われました。
抜けるような青空の下、次々と各所で神事が行われていきます。
午前9時から、上川端商店街の上川端通が飾り山の御神入れを行いました。快晴となった本日はアーケードの天井を開けて、縮めていた二引の旗も伸し上川端通の飾り山本来の姿での御神入れとなりました。
また、同じ午前9時より、同じ上川端商店街の川端中央街の飾り山も御神入れが行われました。
櫛田神社では、山笠期間しか販売されない祇園饅頭の販売が早朝からスタートしており、7月1日が来たことを実感します。
午後も各飾り山では御神入れが行われ、次々と飾り山に神が込められていきます。6月24日に一般公開された今年の飾り山は、「飾り」の飾り山から「奉納」の飾り山へ変わっていきます。