山笠ニュース & レポート
全流お汐井取りが行われました
2013年07月10日
7月9日（火）、2013年博多祇園山笠の本格的開幕となる、全流全参加者によるお汐井取り（おしおいとり）が行われました。
お汐井取りは舁き手たちは筥崎宮を参詣し心身を浄め、櫛田神社を参詣する行事で、石堂川（御笠川）にかかる石堂橋から箱崎浜へ「お汐井道」と呼ばれる小道をたどって一路箱崎浜を目指し、そして櫛田神社のある博多区まで戻ってきます。その行程は約10キロ。全参加者が一同に集まる圧巻の光景です。
九州地方は、前日の7月8日に梅雨明け宣言がされたばかり。
快晴でとても暑い日差しの中、お汐井取りが行われました。
今年の一番山である恵比須流が、17時30分に石堂橋をスタート。
力強い「おっしょい！」の掛け声と共に、参加者全員が筥﨑浜に向けて走り始めました。
その後、土居流、大黒流・・・と5分おきに、筥﨑浜に向かって走っていきます。
筥﨑浜では舁き手が箱崎の海に向かって参拝し、持参したてぼ（竹かご）や升に筥﨑浜のお汐井（真砂）を詰めます。
とても良い天気の上、山笠行事の本格的開幕とだけあって、たくさんのギャラリーやカメラマンが筥﨑浜に集まり、シャッターチャンスを待つ光景が多々見られました。
舁き手は筥﨑浜まで走ってきたその足で、今度は櫛田神社まで再び走り始めます。
恵比須流が櫛田神社に到着したのは19時20分。
足取り強く櫛田神社まで走りきった恵比須流は、櫛田神社に参拝をし、再び走って自分たちの流れの区域まで帰っていきました。
その後、次々と全流が櫛田神社に到着。
参拝を行い、帰って行きます。
最後の七番山である千代流が到着したのは20時30分でした。
身を清めた舁き手は、明日からの流舁きが待っています。
舁き山が1年ぶりに動く様子を明日はお伝えいたします。
