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千代流が『試し舁き』を行いました

6月24日日曜日、博多の町は大雨ですが、それでも山笠の行事は行われます。
今年の一番山である千代流では、舁き山の山笠台に棒を取り付ける『棒締め』と、その棒締めの具合を確認する『試し舁き』が行われました。

棒締めは山小屋で行う予定でしたが、大雨のため山小屋の裏手にある大学通りのアーケードに場所を変更し棒締め作業が行われました。

 

今年の一番山とだけあって、マスコミ各社も多数取材に訪れており、たくさんの千代流の男達が見守る中、山大工と当番町が中心となって新しい真っ白な麻縄で舁き棒を縛り付けていきます。

 
 

棒締めが終わると、山笠台を台車に乗せて山小屋まで移動します。

棒締めから2時間半後の11時40分、山小屋に到着。
組み終えたばかりの山笠台にシャツとステテコ姿の男達が舁き縄を掛けて試し舁きのスタートが整いました。
櫛田神社の方向に山笠台の表を向け、台上がりが祝いめでたを歌う中、前後に山笠台を揺らしながら少しずつ前進。歌が終わった瞬間、千代の男達が山笠台を担いで一気に千代三丁目の流域へ舁き出しました。

男達は千代三丁目を一周し、そのまま山小屋の見送りから今年初めて山小屋の中へ。一年ぶりの山の走りに拍手が上がりました。
ちょうど一週間後は7月1日、山笠 期間突入の日。飾りが付いてないまだ「試し」ではありますが、今年の一番山がいち早く動き出しました。


なお、この日の早朝からは西流と東流が博多港のふ頭にある櫛田神社浜宮にて棒洗いの神事を行い、東流も棒締めと試し舁きを行いました。