中洲の町のビルとビルの合間にひっそりと佇んでいる神社があります。あまりにもひっそり佇みすぎてそのまま通り過ぎてしまう人もいるかもしれません。
中に入ってみると細い路地に張り付くように社殿があり、お稲荷さんが祀られています。
対岸に出ると向こうには博多リバレインと鏡天満宮が臨める実に不思議な神社なのですが、この神社こそ、福岡一の歓楽街 中洲の守り神であり商売繁昌の神様として中洲の人たちの信仰を集める神社「國廣稲荷神社」です。
この國廣稲荷神社は、江戸時代の天保期に幕府主導で遊行地として整備され、1834年(天保5年)にそれまで小さな社であった中洲稲荷神社を改築。名称もその時改められ「中洲國廣稲荷神社」となりました。
それ以来、中洲の守り神、そして日本有数の歓楽街である事から商売繁盛の神様として、中洲で働いている人達の信仰を集めています。
毎年10月に行われる中洲祭では、日本の祭りの中でも唯一の女性だけの御輿で、國廣稲荷神社の名前を授かった「國廣女みこし」が、総勢500名の女性の手によって担ぎ上げられ、中洲界隈を練り歩きます。
場所 | 國廣稲荷神社 |
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住所 | 福岡市博多区中洲 5-6-28 |
祭神 | 倉稲魂命・稲荷大神 |
ご利益 | 中洲の守り神・商売繁盛 |