中呉服町から下呉服町の間には、博多と天神を結ぶ基幹道路「昭和通り」が走っており、この昭和通りは福岡都市高速に入るための呉服町ランプがあります。
この呉服町ランプの橋脚を潜ると、その壁に見事な恵比須流の勇壮な山笠レリーフが飾られています。
このレリーフが飾られている道・・・旧町名で言うと上竪町と中竪町を結んでいたこの道は、元々は恵比須流の舁き山の通り道にあたる「竪町通り」でした。
高速道路建設に伴い、昭和通りに福岡都市高速道路・呉服町ランプを設置する事になったのですが、この呉服町ランプは恵比須流の舁き山の通り道にあたる「竪町通り」を遮断し、その橋脚の高さの問題から舁き山が通れなくなってしまいました。
そのため、恵比須流は歴史ある「竪町通り」の走行を断念、山笠コースを現在のコースに変更する事にしたのです。
昭和61年に呉服町ランプが完成。その完成に合わせて「この道(竪町通り)に山笠に関する記念碑を残して欲しい」という地元の願いが叶い、橋脚に山笠のカラフルな銅板レリーフが設置されました。
住所 | 昭和通り (下呉服町と中呉服町の中間) |
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